[アップデート] Amazon DocumentDB コンソールから CloudShell をワンクリックで DocumentDB クラスターに接続できるようになりました
いわさです。
先ほどアナウンスがありましが、今朝のアップデートで Amazon DocumentDB クラスターと CloudShell をワンクリックで接続できるようになりました。
出ました。このワンクリックシリーズ。と思ったのですが、なんと今回は EC2 インスタンスの接続ではなく CloudShell との接続です。これは新しい!
アナウンスされた情報によると、ワンクリック接続機能によって MongoDB シェルなどが自動で CloudShell にインストールされ、すぐに接続開始できる状態で CloudShell VPC 環境がセットアップされるようです。
どういう流れで接続できるのかアナウンスから読み取れませんが試してみます。
やってみる
本件に関してまだ公式ドキュメント上に手順の追記はされていないようですが、以下の Amazon DocumentDB スタートガイドに従ってクラスターを作成してみましょう。
クラスター作成中の様子です。非活性になっていますが「Connect to clouster」というボタンがあります。
なるほど、クラスターを選択してこのボタンを押すと CloudShell が起動されて接続できるという感じかな。
なお、私は DocumentDB をあまり触らないので知らなかったのですが、EC2 への接続、Zero ETL などの接続セットアップ機能も存在していたようです。
数分後、クラスターの作成が終わったので接続操作をしてみます。
クラスターを選択し「Connect to cluster」ボタンです。
新しい CloudShell VPC 環境の作成が開始されます。
CloudShell 環境名を入力しましょう。
なお、IAM プリンシパルごとに作成できる VPC 環境は最大 2 つまでです。
後述しますが、クラスターごとに新規 CloudShell VPC 環境が必要になるので、次のように上限に関するアラートが出た場合は不要な CloudShell VPC 環境を削除する必要があります。
CloudShell VPC 環境の作成が開始されました。
環境の作成後、接続用の mongodh コマンドが自動入力されました。シェルや証明書は自動でセットアップ済みなので、このままパスワードを入力すれば接続できるということのようです。すげえ。
ただ...東京リージョンだと接続できない...!!!
しかし、私が今朝東京リージョンで試した際には何度やっても接続が出来ませんでした。タイムアウトエラー。
セキュリティグループなど見直しても接続できず。私の環境だけか...?
なぜかうまくいかない、そんな時はバージニア北部やオレゴンリージョンで試してみましょう。
ということでバージニア北部リージョンで試してみたところ一発で接続出来ました。東京リージョンの自動セットアップどこか足りていないか、あるいは私の東京リージョン環境でなにか制限されているかも?
接続済みクラスターでの挙動
なお、既に CloudShell VPC 環境が紐づいているクラスターに対して接続を行おうとすると既存の CloudShell VPC 環境が起動されるようです。どこかで紐づいているのかな。
逆に、別のクラスターで新たに接続しようとすると新しい CloudShell VPC 環境を作成しようとしました。
さいごに
本日は Amazon DocumentDB コンソールから CloudShell をワンクリックで DocumentDB クラスターに接続できるようになったので試してみました。
東京リージョンの件はあとで別の AWS アカウントでも試してみようかな。同様に接続できなかったよーという方、よければ教えてください。
この、CloudShell VPC 環境を接続する機能、すごく良くないですか。
個人的にはワンクリック EC2 接続機能よりもこちらのほうがありがたいかもしれません。検証などでプライベートネットワークのデータベースにクライアント接続したいことが地味に多いのです。
Aamzon RDS も同じように接続できる機能が欲しいですね。SQL*Plusとか、psql、sqlcmd や証明書、セキュリティグループなど自動セットアップしてもらえると良さそう。