プロビジョンドIOPS(io1)EBSの最大性能が倍増、64,000 IOPS(1,000MB/s)の設定が可能になりました #reinvent
はじめに
AWSチームのすずきです。
2018年11月26日、re:Invent2018初日、Amazon EBSの プロビジョンドIOPS(io1)の最大性能が、64,000 IOPS、 1,000 MB/sのスループットを設定可能となるアップデートがありました。
Amazon EBS Doubles the Maximum Performance of Provisioned IOPS SSD (io1) Volumes
作成
- ボリュームタイプ 「プロビジョンドIOPS SSD (io1)」 の最大IOPS値が、従来の32,000IOPSから64,000IOPSに拡張されました。
- 64,000 IOPSの設定は、1280GiB以上のボリュームサイズ指定が必要です。
- 32,000IOPS以上の性能で利用するためには、2018年11月現在、NITRO世代の以下のインスタンスを必要とします。
Amazon EBS 最適化インスタンス より抜粋
最大IOPS(40,000以上)
- c5.9xlarge
- c5d.9xlarge
- g3.8xlarge
- h1.8xlarge
- m5.12xlarge
- m5d.12xlarge
- p3.8xlarge
- r5.12xlarge
- r5d.12xlarge
- x1.16xlarge
- x1e.16xlarge
- z1d.6xlarge
最大IOPS(80,000以上)
- c5.18xlarge
- c5d.18xlarge
- g3.16xlarge
- h1.16xlarge
- m5.24xlarge
- m5d.24xlarge
- p3.16xlarge
- r5.24xlarge
- r5d.24xlarge
- x1.32xlarge
- x1e.32xlarge
- z1d.12xlarge
費用
- 東京リージョンで1280GiBのEBS、io1の月額利用費をIOPS予約値別に求めました。
IOPS予約値 | 月額費用($) | 内訳:IOPS予約分($) | 内訳:ボリューム費用分($) |
---|---|---|---|
1000 | 255.76 | 74 | 181.76 |
2000 | 329.76 | 148 | 181.76 |
4000 | 477.76 | 296 | 181.76 |
8000 | 773.76 | 592 | 181.76 |
16000 | 1365.76 | 1184 | 181.76 |
32000 | 2549.76 | 2368 | 181.76 |
64000 | 5099.52 | 4736 | 181.76 |
参考GP2(3840IOPS) | 153.6 | - | - |
まとめ
極めて高く、安定したIO性能を必要とするシステムで永続化ストレージとしてEBSを利用する場合には、 今回のアップデートにより最大性能が倍増したプロビジョンドIOPS(io1)EBSの利用をご検討ください。