EBSはインスタンスタイプによってどの程度ディスク性能が異なるか確認する
EBSディスクの速度を計測する
ディスクの速度を測るためにbonnie++を使ってみます。
$ sudo yum update -y $ sudo yum install bonnie++ --enablerepo=epel -y $ sudo yum install mdadm xfsprogs -y $ sudo bonnie++ -d /usr/local/src -u root -q -s 1G -r 500M | sudo bon_csv2html > output.html
Microインスタンス(EBS) - 64bit
以下は平均値です。
- ブロック書き込み:28395 kB/Sec
- ブロックリライト:21940 kB/Sec
- ブロック読み込み:138660 kB/Sec
- ランダムシーク :7528 /Sec
Smallインスタンス(EBS) - 32bit
以下は平均値です。
- ブロック書き込み:34182 kB/Sec
- ブロックリライト:32725 kB/Sec
- ブロック読み込み:302096 kB/Sec
- ランダムシーク :5276 /Sec
Largeインスタンス(EBS) - 64bit
以下は平均値です。
- ブロック書き込み:40685 kB/Sec
- ブロックリライト:47039 kB/Sec
- ブロック読み込み:1141063 kB/Sec
- ランダムシーク :9474 /Sec
Extra Largeインスタンス(EBS) - 64bit
以下は平均値です。
- ブロック書き込み:34706 kB/Sec
- ブロックリライト:42305 kB/Sec
- ブロック読み込み:1625674 kB/Sec
- ランダムシーク :7723 /Sec
High-Memory Double Extra Largeインスタンス(EBS) - 64bit
以下は平均値です。
- ブロック書き込み:42641 kB/Sec
- ブロックリライト:50221 kB/Sec
- ブロック読み込み:2066364 kB/Sec
- ランダムシーク :13876 /Sec
High-Memory Quadruple Extra Largeインスタンス(EBS) - 64bit
以下は平均値です。
- ブロック書き込み:55361 kB/Sec
- ブロックリライト:66633 kB/Sec
- ブロック読み込み:2067583 kB/Sec
- ランダムシーク :13775 /Sec
平均値を一覧表示する
インスタンスタイプ | ブロック書き込み(KB/Sec) | ブロックリライト(KB/Sec) | ブロック読み込み(KB/Sec) | ランダムシーク(/Sec) | 単価($/h) Linux, Tokyo |
---|---|---|---|---|---|
Micro(t1.micro) | 28395 | 21940 | 138660 | 7528 | 0.027 |
Small(m1.small) | 34182 | 32725 | 302096 | 5276 | 0.10 |
Large(m1.large) | 40685 | 47039 | 1141063 | 9474 | 0.40 |
Extra Large(m1.xlarge) | 34706 | 42305 | 1625674 | 7723 | 0.80 |
High-Memory Double Extra Large (m2.2xlarge) | 42641 | 50221 | 2066364 | 13876 | 1.20 |
High-Memory Quadruple Extra Large (m2.4xlarge) | 55361 | 66633 | 2067583 | 13775 | 2.39 |
なんとなくですが、ディスク性能だけ見ますと、Largeインスタンスがお買い得な気がしました。
まとめ
今回は、様々なインスタンスのディスク性能を確認しました。概ね、インスタンスタイプが上がるとディスクの性能も上がっています。ディスク性能が求められるアプリケーションの場合には、大きめのインスタンスを使用すればある程度解決しそうですね。次回は、RAID0による構成を作りましてディスク性能を上げたいと思います。ディスク性能を理解してEC2マエストロを目指しましょう!
後記:今月の請求が怖いです。まさに人柱的な実験。まぁ、各インスタンスは1時間ほどしか立ち上げていませんので請求金額が許容範囲であることを祈ります。