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EKSクラスターの利用料金が一気に半額になりました!

2020.01.22

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「ふわわぁ、眠いな。今日も働くかぁ…ってこれまじかよ!!」

朝、5時半に目が覚めて日課のtwitterチェックをしたところ、AWSのコンテナアドボケイトである、Nathan Peck(@nathankpeck)の以下のtweetを発見。

「EKSクラスターの料金が半額になったぜ。お前らよろしくな!」という感じで、いきなりの50%OFFという驚異的な値下げ。朝からこのブログ書きながらハマコー無限に喜んでおります。

きたか…!!来るのか…!!EKSの時代が…!!

  ( ゚д゚) ガタッ
  /   ヾ
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EKSクラスター半額の公式発表ソース

通常の機能アップデートなどは、Document Historyに記載されることも多いのですが、今回の値下げについては料金面の変更なのか特に記載はありません。下記AWS公式ブログが元ネタのようです。

Amazon EKS Price Reduction | AWS News Blog

公式ブログの内容を要約してみます。

18ヶ月前のローンチ以来、EKSは62の機能と14のリージョンへの拡張、4つのKubernetesバージョンをリリースしてきました。これは信じられないスピードの機能拡張で、AWS上でKubernetesのワークロードを動作させるためのプラットフォームとしてEKSが確固たる地位を築いていることの証左です。

Snapのコアメッセージングアーキテクチャの刷新、HSBCのミッションクリティカルなインフラにおけるEKS採用、Advaioの機械学習アプリケーションの実行事例など、様々なワークロードでEKSは使われています。

今日の発表が、よりよい顧客体験を実現することを確信しています。

学習リソースとして、以下が紹介されています。

EKSクラスターの値下げ前後の値段

肝心のお値段がこちら。

料金 - Amazon EKS | AWS

1時間あたり、0.10USD

値下げ前後での時間あたり金額一覧をまとめてみるとこうなります。

単価 値下前料金(USD) 値下後料金(USD)
1時間 0.20 0.10
1日 4.80 2.40
1月 144.00 72.00

1月あたり144USDかかっていたのが、72USDになるのは、嬉しい現場も多いのではないでしょうか!

現在、EKSが提供されている全てのリージョンでこの値段は適用され、ユーザー側での対応は不要です。

EKSクラスターの値下げによる個人検証の広がりに期待age

以前、EKSは本当にECSより難しいのか?という記事を書いていたのですが、この中でECSクラスターの料金とEKSクラスターの料金について触れています。

そもそもEKSの料金、、ワーカーノードなどのコンピューティングリソースに対して課金されるのはどう考えても当たり前なのですが、EKSクラスターに対しても料金がかかる点、ECSクラスターが最初から無料という点と比較するとちょっと高いなぁと感じていた人も一定数いたと思います。

プロダクションワークロードで使うには問題になることは少ないですが、個人でちょっと検証しようと思ったときどうしても割高感を強く感じていた人もいると思います。会社で使う場合でも、「おいおい、おまえこの利用料金なんやねん?」という上司からのツッコミに対して戦々恐々したりとか。

個人的には一気に半額になって気持ちが楽になりました。なんかこう、もっと気軽にクラスターあげれるというかもっとEKSと仲良くなる想いが芽生えてくるというか。

そもそも、クラスターの規模ってワークロードの大小によって全然違うはずなのにそれが一律同一値段ってのもすごかったんですよね。そんな中で、今回の値下げにより、より草の根的にEKSに触れてそこからkubernetesの深遠なる世界に足を踏み入れていく人が増えることを、ハマコーはすごく期待してます。

それでは、今日はこのへんで。濱田(@hamako9999)でした。