【初心者向け】エンドポイントを持つサービス(RDSなど)とRoute53をセットで使うことのメリット

2019.05.30

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ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。

かなり初歩的な話になりますが、エンドポイントをもつサービスでリストア時にエンドポイントが変更にあるサービスを利用するときのRoute53の利用について書いていきたいと思います。

例えばRDSのリストアなどがそれに該当します。RDSのエンドポイントに重複は許可されていないので、本番システムの稼働中に何かしらの問題が発生し、RDSスナップショットからの同様のエンドポイントでリストアしたい場合、既存(問題の発生した)のRDSを消してから新しいRDSを作成することになります。しかし問題の発生したRDSを残しておきたいという場合もあります。

RDSを残しておきたいという状況になった時に、Route53を利用せずアクセス元からRDSのエンドポイント名をそのまま利用してアクセスしていると以下のようになります。

まず本番用のRDSに問題が発生します。別のエンドポイント名でRDSをリストア。

アクセス元側のアプリケーションなどに記述されているエンドポイント名を修正しなければいけません。

こうならないようにRoute53を利用する方法があります。

Route53のPublicDNS、PrivateDNS、どちらで実現しても問題ありませんが、PublicDNSの場合はドメインの取得が必要なのとインターネットに出れないプライベートサブネットからの名前解決はできないので注意です。

Route53にエンドポイントに対するCNAME設定を行なっておきます。

本番用RDSに問題が発生した場合、Route53側のレコードを修正することでアクセス元側での修正は不要に。

さいごに

エンドポイントの直接利用は避けて、Route53の利用を検討しましょう。簡単な内容ではありましたが、もしご存知ない方がいらっしゃいましたらご検討いただければと思います。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

参考

Private DNSについてはこちらもご参考にしていただければと思います。

Route 53のPrivate DNS対応を試してみた