[イベント開催レポート] Toranomon Tech Hub#1 ~好きなクラウドサービス紹介 LT大会~ #tora_tech
あしざわです。
Toranomon Tech Hub 第一回 -好きなクラウドサービス紹介 LT大会- に運営兼登壇者として参加しました。
イベントの初回開催だったのですが、たくさんの方に登壇していただき非常に学びの多い会でした。
このブログではイベント開催レポートと題して、イベントの様子や登壇された皆様のセッション内容について紹介します。
Toranomon Tech Hub とは?
「虎ノ門で働いている、虎ノ門にゆかりがある、そんな方々がゆるくつながる場所を作りたい」という思いをきっかけに始動した技術コミュニティです。
詳細はこちら
イベントの様子
オープニング
最初は、運営の はたはた によるオープニングセッションです。
イベント概要やイベントに込めた思いを伝えつつ、時には会場から笑いが起こるようなオープニングでした。
そんな和気あいあいとした雰囲気の中、本編であるセッションパートに入りました。
セッション1 AWS Security Hub からAWSのベストプラクティスを学びたい
登壇者: 和田響 さん
登壇資料
セッション概要・感想
Security Hubを運用してAWSを学んでみよう、という内容のセッションでした。
レベル別で理解度を分けているところが面白かったです。サービスごとに「今自分はどこにいる?」を確認してみたくなりました。
- レベル1: サービスの概要の理解(このサービスって...何?)
- ...
- レベル5: コントロールをみて修正方法がわかるところ(俺に任せろ!!!)
Security Hubを完全に理解したら完璧なソリューションアーキテクトになれる、とのことで私も完全に理解した完璧なSAになりたくなりました。
和田さんによるセッションブログも上がっているのでぜひこちらもご覧ください。
セッション2 クラウドを今から学ぶには (大木裕介さん)
登壇者: 大木裕介さん
登壇資料
セッション概要・感想
「AWSは好きかー!」という掛け声から始まったセッションでしたが、本編はGoogle Cloudの話で笑いました。
Cloud Runというコンテナサーバレスサービスが主題。
大木さん流、これがクラウドの学び方!
- いろんな要素が詰まったCloud Runの機能から逆引きする
- コミュニティに参加するとモチベーションが上がる
- 認定資格を勉強すると体系立てて学習できる(クラウドベンダーが違うと視点が違って面白いよ)
今回のLTの中で1番勢いを感じたのは大木さんのセッションでした!良かったです。
セッション3 やっぱりAmazon Athenaって便利だよな (満村雄二さん)
登壇者: 満村雄二さん
登壇元ブログ
セッション概要・感想
Athenaの好きなところに関するセッション。
Web UIからだと監査担当の方などの非エンジニアでも利用しやすい、というのはなるほど、と。
AWSサービスならデータの整形なしで分析できたり、公式ドキュメントにサンプルクエリがあるところもAWSならではの良さですよね。
コストが安いところが好き。
使い方を間違えなければ、従量課金で安く使えるよ。
満村さんのAthenaへの愛がとても感じられました。
セッション4 Amazon Q も Copilot もいいけど Gemini もいいよ (古林信吾さん)
登壇者: 古林信吾さん
登壇資料
確認中
セッション概要・感想
古林さん「Gemini使っていますか?」
→ LLMではなく、「Gemini for Google Cloud」の方の話。
Gemini for Google Cloudは、AWSでいうとAWSのAmazon QやAzureのCopiliotにあたるものであるそう (知らなかった...)
以下のあたりが気になりました。
- CloudShell Code EditorでのGemini Code Assist
- Big QueryのGemini対応
現地ではGoogle Workstationを使ったGeminiのデモをやっていただけました。嬉しかった。
セッション5 Amazon Bedrock Agents と Chatbot で無敵のOpsになる (吉井亮さん)
登壇者: 吉井亮さん
登壇元ブログ
セッション概要・感想
「オペレーションにAIを入れると楽になる、アイデアは無限大」という話をされたのはクラメソOBの吉井さん。
千葉ジェッツのスマホアプリのSREをやっていて、その運用で使っているアーキテクチャの事例。
Chatbot -> Bedrock Agents -> Lambdaの構成でなんでもやっちゃう構成でChatOpsを実装している。
Pinpointのプッシュ開封率だけでなく一般的なスマホアプリとの平均比較をLLMがやってくれる、ネットワーク通信ログの単純な分析だけでなく攻撃の痕跡をLLMで分析などいろいろできていい感じ。Lambdaのコード構成も単純なところがいい。
ChatOpsのいいところは誰でもできるところ、Slackで実行できるところ(休日にPC開きたくない!)
ハルシネーションはもちろんあるけど、ある前提で使うことが大切。
終了時に実施したアンケートで最も評判が良かった吉井さんのセッションは、ワクワクさせられるような内容でとても興味深かったです!
セッション6 AWS Control Tower歴2年で初めてService Catalogと向き合ってみた (芦沢広昭)
登壇者: 芦沢広昭(私です)
登壇資料
セッション概要・感想
私が登壇したセッションです。後ほど登壇レポートを書きます!
セッション7 EKSを通して学ぶKubernetesの魅力 (濱村颯吾さん)
登壇者: 濱村颯吾さん
登壇資料
確認中
セッション概要・感想
EKSやKubernetesに関するセッション。
フロントエンドエンジニアとして入社したのにインフラエンジニアをやることになっていたらしい。
EKSを使うとAWSでKubernetesをいい感じに管理できる。
EKSをローカルで気軽に構築できる、MiniKube・k3sのようなツールが便利らしい。
個人的にEKSやk8sはまだほとんど触ったことがなかったのですが、役に立つツールを教えてもらえたので今後使うことになった際に役立ちそう。
セッション8 HCP Terraformを使ってAWSやGCPの環境構築が捗った話 (佐藤淳さん)
登壇者: 佐藤淳さん
登壇資料
確認中
セッション概要・感想
tfstateとアクセスキーの管理、バージョン管理などTerraformの課題を丸っと解決できるのがHCP Terraform。
Workspace単位でTerraformの実行履歴が可視化できるところがとてもいい。
佐藤さんの推し機能が「プライベートレジストリ」
権限を付与すれば、APIキーがあればローカルからでもモジュールが呼び出し可能になる機能。モジュールの親子関係も設定できる。
HCP Terraform単体でも多機能だが、GitHub Actionsとの連携もできるので便利。
私も最近HCP Terraformをよく使っておりポジティブな印象を持っていたので、個人的にタイムリーなLTでした!もっと色々聞いてみたくなりました。
最後に
イベント自体は初回開催だったのですが、登壇者もオーディエンズの皆さんもどちらも良い雰囲気で会を進めてくださった結果、どのセッションも盛り上がって運営陣としても最高の会にできたと自負しています。
このレポートを見て気になった方は、第2回を開催した際はぜひお越しください!
最後に、参加者全員で撮った記念写真とともにブログを終わろうと思います。
以上です、読んでいただきありがとうございました。