[アップデート] Amazon EventBridge のルールビルダーが新しくなりました
いわさです。
今朝アナウンスがありましたが、Amazon EventBridge のルールビルダーが新しくなり、ビジュアルルールビルダーというものが使えるようになりました。
従来のルールビルダーがプロパティ・ルールを設定していく形でまぁ慣れていれば全然使えたのですが、今回追加されたものは「ビジュアルルールビルダー」と呼ばれており、従来よりもより直感的なビジュアルエディターという感じでしょうか。
ちょうど別件で EventBridge を触りたかったのですが、せっかくなのでこの新しいビジュアルルールビルダーを使ってみましたので、どんな感じのルールビルダーなのか紹介します。
ビジュアルルールビルダーを操作してみる
まず Amazon EventBridge コンソールにアクセスしてみましょう。
ルールメニューに「更新済み」というラベルが表示されていますね。見てみるとビジュアルルールビルダーについて説明されています。

ルール一覧画面は従来から同じですね。新しいルールを作成してみましょうか。

おお、なんだこれは。見たことがない画面が表示されました。
どうやらこれが新しいルールビルダー「ビジュアルルールビルダー」というやつですね。

右側の構築タブと設定タブが存在していますね。
メインは構築タブなのですが、設定タブ先の確認ポイントは少しだけなので先にそちらを確認しました。
設定タブはこんな感じでルールの名前や有効/無効、タグなどの基本設定を行うところになります。これだけ。

メインは構築タブですね。トリガーイベントとターゲットを設定します。左から右に流れる感じですね。
トリガーイベント
トリガーイベントから設定してみます。

トリガーイベントを選択し、左側のメニューからイベントを選択します。
大きくは「AWS サービスイベント」と「カスタムイベント」からイベントを選択します。カスタムイベントの場合は完全に空のイベントパターンから開始することができます。

AWS サービスイベントで様々なサービスごとのは事前に定義されたイベントパターンから選択することができます。
Step Functions のビジュアルエディターみたいだ。

なにかトリガー設定してみましょうか。おそらく最も使われているのは CloudTrail イベントだと思うので、CloudTrail とフィルターに入力してみました。
そうすると CloudTrail の中にある「AWS API Call via CloudTrail」などのイベント詳細レベルで選択することが出来ました。従来のルールビルダーと同じ感じですね。
これを右側のトリガーイベントのところにドラッグ&ドロップしてみます。

先程選択したイベントが設定されました。選択してみると下にトリガーイベントの詳細情報が表示されます。
なるほど、ここで色々編集する感じか。

サンプルイベントの確認や、イベントパターンの編集をそのままここで行うことが出来ますね。

ターゲット
トリガーイベントでイベント条件を設定しました。
次はそのイベントが発生した時に何をするのか、ターゲットを設定してみます。

右側の「ターゲット」を選択すると、左側の「ターゲット」が展開されました。

よくあるのは SNS でメール送信とかですかね。
SNS トピックを選択し、右側にぐぐっとまたドラッグ&ドロップしてみます。

セットされたターゲットを選択してみると、ターゲットの詳細情報を設定することが出来ます。
SNS であれば対象トピックや実行ロールを選択できますし、リトライやデッドレターキューもこのあたりで設定できます。

あとは、ターゲットを設定すると入力変換もオプションで追加することができます。
デフォルト無効なのですが有効化することで変換の設定ができます。設定できる内容は旧ルールビルダーと同じですね。

旧ルールビルダーも使える
本日時点ではまだ旧ルールビルダーと新ルールビルダーを切り替えることができます。
新規でルールを作成するとバナーが表示されまして、ここを切り替えると新旧ルールビルダーを切り替えることができます。

あるいはバナー以外だと、ルール編集とかの際に表示されるのですがこちらからもルールビルダーの切り替えができます。

さいごに
本日は Amazon EventBridge のルールビルダーが新しくなったので使ってみました。
EventBridge で新しいことが実現できるようになったというわけではなく、ルールビルダーのユーザー体験が変わったという感じですね。
新旧どちらのほうが使いやすいかは人によると思いますので試してみてください。旧ルールビルダーがいつ廃止されるかなどはまだ情報が公開されていません。






