iMovieで1080pの動画がエクスポート出来なかった時の対処
こんにちは、CX事業本部の若槻です。
今回は、Macの動画編集ソフトiMovieで、編集した動画を書き出そうとした際に解像度で1080p
が選択出来なくなり、なんとか選択できるようにした方法のご紹介です。
環境
- MacBook Pro 13-inch, 2019
- macOS Catalina バージョン 10.15.5
- iMovie バージョン 10.1.14
動画の書き出しで1080pが選択できなかった
サイズ1920×1080
の画像を用意し、
音声ファイルと合わせてiMovieのプロジェクトに読み込ませました。
編集した動画をファイルとして書き出すには、右上の[共有]メニューから[ファイル]を選択します。
そして書き出し時のオプションで解像度が選択できるのですが、1080p
がグレーアウトしていてなぜか選択できませんでした。
そこで、動画書き出し時に1080pが選択できるようになる方法を確認してみました。
動画を1080pで書き出せた方法
新規作成したプロジェクトに何らかの解像度1080pの動画をダミーとして最初に読み込ませることにより対処できました。iMovieでは「予告編(Trailer)」のテンプレートが既定で1080pであるため使用しました。
ダミーの1080pの動画の作成
iMovieのプロジェクト一覧で[新規作成] - [予告編](Trailer)をクリックします。
適当なテンプレートを選択して、[作成]をクリックします。
作成されたプロジェクトで、右上の[共有] - [ファイル]を選択します。
[解像度]で1080p
が選択されていることを確認し、[次へ]をクリックします。
任意のファイル名とディレクトリを指定し、[保存]をクリックします。
動画を1920×1080
でファイルに書き出しできました。
新規作成したプロジェクトにダミー動画を読み込ませる
プロジェクト一覧に戻り、[新規作成] - [ムービー]を選択します。
作成された新規プロジェクトに先ほど保存した予告編の動画を追加します。
追加した予告編の動画を選択し、右クリックメニューで[削除]を選択しプロジェクトから削除します。(選択してバックスペースキー押下でも削除できます)
あとは本来使いたかった音声や画像ファイルを追加し編集を行います。試しに先ほど書き出し時に1080p
が選択できなかった時と同じファイルを追加してみました。
この状態で動画ファイルに書き出してみます。右上の[共有] - [ファイル]をクリックします。
解像度で1080p
が選べるようになっています。[次へ]をクリックします。
[保存]をクリックして動画ファイルに書き出しします。
1080pの動画ファイルを書き出せました。
なお、最初にダミー動画を追加・削除するだけでは1080pが選べない時もありました。その場合は、追加したダミー動画を追加した状態で、本来使いたい画像を追加し、その上でダミー動画を削除したら1080pが選択できるようになりました。
できなかった方法
以下の記事では、ほかのプロジェクトで1080p動画を作成し書き出すだけで、ほかのプロジェクトでも1080pが選択可能になったというケースがあったようですが、私の環境ではこれだけでは出来ませんでした。
I found another potential fix. I went and created a new project, choosing a trailer. I then went to export and saw that the 1080p and 4k options were available. I aborted and exited the project. Upon going back into my original project, 1080p and 4k were now available as export options.
おわりに
以上、iMovieで1080pの動画がエクスポート出来なかった時の対処のご紹介でした。
今回の対処法は、Developers.IOの動画提出の締め切り直前の深夜にSlackで社内メンバーに聞いたりしながら何とか見つけました。協力してくださったメンバーには感謝です。
参考
- iMovieでの書き出し時に高解像度1080pや4Kが選択できない理由と対処法を解説! | Guttyo Lab
- 【iMovie】4Kや1080p書き出しにならない?できない原因と対処法 | こつめblog
- iMovie for Mac: Create a trailer | Apple Support
以上