【アップデート】AWS Fargateで最大16個のvCPU,120GiBのメモリが利用可能となりました!

激アツ!!ただしLinuxプラットフォーム1.4.0が対象です。

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こんにちは。AWS事業本部トクヤマシュンです。

先日のアップデートにより、AWS Fargateで最大16個のvCPU,120GiBのメモリが利用可能となりました!

従来に加えて4倍とかなり大幅な拡張となっています!
これまで処理性能の関係でFargate上での実行を諦めていたコンテナを、Fargate上で実行できるかもしれません。かなり熱いアップデートではないでしょうか?

指定可能なvCPUとメモリ

今後は下のような範囲でvCPUとメモリが指定可能です。

CPU メモリ 備考
256(.25vCPU) 0.5GiB、1GiB、2GiB
512(0.5vCPU) 1GiB、2GiB、3GiB、4GiB
1,024(1vCPU) 2GiB、3GiB、4GiB、5GiB、6GiB、7GiB、8GiB
2,048(2vCPU) 4GiB ~ 16GiB
4,096(4vCPU) 8GiB ~ 30GiB 従来の上限
メモリは1GiBずつの増分で指定
8,192(8vCPU) 16GiB~60GiB New!!
メモリは4GiBずつの増分で指定
16,384(16vCPU) 32GiB~120GiB New!!
メモリは8GiBずつの増分で指定

制約事項

今回拡張された16個のvCPU、120GiBのメモリが利用できるのは、Linuxプラットフォーム1.4.0のみです。
Windowsプラットフォームでは従来通り4個のvCPU、30GiBのメモリまでとなるのでご注意ください。
Linuxの場合には、アーキテクチャはx86_64、ARM64のどちらでも利用可能です。
また、コントロールプレーンはECSとEKSのどちらでも利用可能です。

2022/10/04 制約事項追記

増加した vCPU およびメモリ構成では、FargateのvCPUベースのService Quotasを使用する必要があります。

2022年10月3日から自動的にvCPUベースのクォータに移行されていくので本制限は一時的なものですが、直近で利用予定の方はご注意ください。
手動でvCPUベースのクォータにオプトインすることも可能です。次のブログをご参照ください。

コンソール画面での確認

コンソール画面から既に利用可能です。
ECS on Fargateのタスク定義の画面では下のようになります。

最後に

AWS Fargateで最大16個のvCPU,120GiBのメモリが利用可能となりました。
AWS上でコンテナを運用する際のデータプレーンにAWS Fargateを選択する機会がますます増えそうな、激アツアップデートでした。
本ブログがどなたかのお役にたてば幸いです。