AWS Fargate が5歳のお誕生日を迎えました #reinvent

AWS Fargate が5歳のお誕生日を迎えたので、サービス開始からの歴史を振り返ってみました
2022.11.30

たぬき( @tanuki_tzp )です。

re:Invent2022 のアップデート祭りをお届けしていますが、今回は AWS サービスのお誕生日の話です。


Happy 5th birthday, AWS Fargate!

まずはこちらをご覧ください。

AWS Fargate が誕生してから 5 歳になりました!

Fargate が生まれてからこれまでの歴史を、DevelopersIO の記事も加えて振り返ってみましょう。

AWS Fargate とは

まず、AWS Fargate について軽くおさらいします。

  • サーバーレスのコンテナホスト管理サービス
  • Amazon EKS と Amazon ECS の両方に対応
  • ECS 用 Fargate Spot、ECS & EKS 対応 Savings Plan 等コスト削減用プランがある
  • 月 99.99% の稼働率保障

上記の特徴を持ち、ユーザーのコンテナ管理工数を下げることでアプリケーションの開発に集中することができることがメリットのサービスです。
Fargate を試してみたい方は下記ブログもご参考ください。

Amazon ECS 再入門ブログですが、AWS Fargate 上で ECS タスクをサクッと実行するデモについても記載されています。

AWS Fargate を振り返る

それでは、Fargate の歴史を見ていきましょう。
サービスを振り返るにあたり、古い記事を紹介いたします。
現在のサービスの仕様と異なることが多いと思いますので、実際に使ってみる場合は新しい記事をご参考いただければと思います。

サービス開始

  • 2017 年 11 月: re:Invent 2017 の基調講演ステージでサービス発表

この時、DevelopersIO でも初めて "AWS Fargate" のタグが付いた記事が生まれました。
記事の生みの親は すもけさん です。

この時、対応していたのは Amazon ECS のみで、東京リージョンは対応していませんでした。

東京リージョン対応

  • 2018 年 7 月: AWS Fargate が東京リージョンに対応

2018 年 5 - 6 月に開催された、AWS Summit Tokyo で東京リージョンに対応することがアナウンスされました。
今でこそ、新サービスはリリース時から東京リージョンも対応していることが多いですが、この時期は東京リージョンは後から対応することが多い印象でした。

この予告通り、イベント後の 7 月に東京リージョンに対応しています。

サービス料金の大幅値下げ

  • 2019 年 1 月: サービスコストを最大 50% 値下げ

コンテナ界隈に激震が走った値下げです。
DevelopersIO の値下げ記事は銀リボンとなっています。シェア数がかなり多いです。

コストが高いというユーザーの声を取り入れた結果の値下げだったようです。思い切りが良すぎる。

Amazon EKS 対応

  • 2019 年 12 月: Amazon EKS をサポート開始、新しいコストプランを追加

Amazon EKS に対応し、AWS 上のコンテナオーケストレーションを両方サポートしました。
また、二種類のコストプランも発表されています。どんどん安くなっていく。
DevelopersIO の記事が投稿された時期を見ると、Savings Plan は 11 月に出ていることがわかります。
※ 割引率等は当時のものなので、利用する際は現在の料金を確認してください。

  • ECS & EKS 対応 Savings Plan

  • ECS 用 Fargate Spot

Amazon EFS をサポート

  • 2020 年 4 月: Fargate でストレージに Amazon EFS を利用できるようになる

Amazon EFS に対応したことにより、今までは Fargate を利用したいのに利用できないパターンにも対応できるようになりました。 ユースケースの幅が増え、より便利になるという期待感が当時の記事からあふれ出ています。

AWS Batch をサポート

  • 2020 年 12 月: AWS Batch と Fargate の組み合わせで完全サーバーレスバッチ処理が実行できるようになる

サービスクォーターの引き上げ

  • 2021 年 2 月: デフォルトのサービスクォーターを 1000 に引き上げ

2021 年 9 月に、オンデマンドでは100 から 500 、Spot では 250 から 500 までの引き上げを行っているのですが、更に倍にしています。
これにより、大規模なワークロードに対応することが可能になりました。
増資しまくりで凄いですね。

2 つの新しいワークロードタイプをサポート

  • 2021 年 10 - 11 月: ECS の 2 つの新しいワークロードタイプをサポート

ECS の Windows コンテナのサポートと AWS Graviton2 のサポートにより、ユースケースとコストパフォーマンスが拡大しました。

  • Windows コンテナをサポート

  • AWS Graviton2 をサポート

高速スケーリングに対応

  • 2022 年 4 月: ECS でのアプリケーションのスケーリング速度が最大 16 倍に改善

ECS でのアプリケーションのスケーリング速度が 2021 年に比べて、最大 16 倍に改善されました。
高速スケールが可能になったことでより Fargate がより便利になりました。

また、EKS もアップデートされ、EKS プラットフォームを利用する場合、2021 年 に比べて最大 20 倍にスケーリング速度が改善されています。

利用可能なリソースサイズを 4 倍に増加

  • 2022 年 9 月: 最大 16 個の vCPU、最大 120 GiB のメモリまで拡張可能

利用できるリソースサイズが増加し、より多くのユースケースに対応できるようになりました。 vCPU の拡張により計算量の多いアプリケーションが、メモリの拡張によりメモリ使用量の多いアプリケーションの動作が可能になりました。

AWS Fargate の将来

AWS Fargate の歴史を振り返りましたが、次はこれからの Fargate についてです。
現在、継続して下記のアップデートが開発中となっています。

  • ワークロード タイプの継続的な拡張
  • Fargate のパフォーマンス向上
  • オブザーバビリティ、セキュリティ、ネットワーク方面の機能進化

これらのアップデートについて、サービスチームとGitHub で直接やり取りすることも可能です。
GitHub - aws/containers-roadmap: This is the public roadmap for AWS container services (ECS, ECR, Fargate, and EKS).

直接やり取りすることで、要望が実装されることもあるかもしれません。

最後に

AWS Fargate の歴史、いかがでしたか?
まとめるにあたり、スキップしたアップデートも有りましたが、概要は掴んでいただけたかと思います。
サービスの歴史を勉強し、私自身、Fargate に対する理解がとても深まり、書いてよかったなとおもいました。
これからも進化していく AWS Fargate を一緒に追いかけていきましょう!