目的

クラスメソッドタイランドの清水です。
2025年1月7日に AWS アジアパシフィック (タイ) リージョンが開始しました。

開始したばかりのリージョンのため、利用可能なサービスは他のリージョンよりも少ないです。
例えば、Amplify や IoT Core はまだありません。

ふとプログラムで利用可能なサービスリストを取得してみたいと思い、調べてみるといくつか方法があったのでご紹介します！

api.regional-table.region-services.aws.a2z.com から取得

https://api.regional-table.region-services.aws.a2z.com/index.json で取得できるみたいです。
ただし、この API がメンテナンスされているのか、どのような仕様なのかが見つけられなかったので、参考程度に使うのが良いかと思います。

curl と jq で以下のように特定のリージョンで利用可能なサービスリストを取得できます。

curl -s https://api.regional-table.region-services.aws.a2z.com/index.json | jq '.prices[] | select(.attributes."aws:region" == "ap-southeast-7") | .attributes."aws:serviceName"'

実行すると、このようにサービスリストが取得できました。

※ タイリージョンのリストを取得するため、 ap-southeast-7 を使っています。

Parameter Store から取得

以下のコマンドで Parameter Store の Public な Parameter でもサービスを取得できるようです。

aws ssm get-parameters-by-path --region ap-southeast-1 --path /aws/service/global-infrastructure/services --query 'Parameters[].Name | sort(@)'

ただし、タイリージョン（ap-southeast-7）を指定するとエラーが出ました。
まだタイリージョンにはこの Parameter が存在しないようです。

An error occurred (AccessDeniedException) when calling the GetParametersByPath operation: No access to "/aws/" namespace: aws/service/global-infrastructure is not a valid namespace

公式ドキュメントの（Documentation > AWS Systems Manager > User Guide）に使い方が紹介されています。

boto3 の get_available_services()

boto3 (Python の AWS SDK) に get_available_services() というメソッドを使うと取得できます。

import boto3
session = boto3.Session()
available_services = session.get_available_services()

こちらが実行結果です。

get_available_services はサービス名の List[str] を返すようですね。

詳しい使い方は boto3 ドキュメント に記載されています。

番外編

プログラムでの取得ではありませんが、AWS について /グローバルインフラストラクチャ / AWS サービス (リージョン別) でも利用可能なサービス一覧を取得することができます。

まとめ

今回は様々な方法でプログラムで利用できるサービス一覧を取得する方法をご紹介しました。

参考リンク

• https://dev.classmethod.jp/articles/try-to-use-ap-southeast-7-thailand-region/
• https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services
• https://docs.aws.amazon.com/systems-manager/latest/userguide/parameter-store-public-parameters-global-infrastructure.html
• https://boto3.amazonaws.com/v1/documentation/api/latest/reference/core/session.html#boto3.session.Session.get_available_services