Figma Config 2022で発表になった新機能が色々便利!
Figma Config 2022とは
先日行われた Figma Config 2022 にて新機能の発表がありました。
Figma Config とは、デザインツールFigmaのアップデートについて公式がお知らせしてくれるイベントです。2020年は2月、2021年は4月に行われているので、毎年開催月は決まっていないようです。
また去年まで英語のセッションしかありませんでしたが、今年は日本語版のキーノートがあり、さらにいくつか日本語のセッションがありと、日本人にとっても新機能についてわかりやくすなっておりました!
Figma Config 2022 キーノート(日本語)
キーノート以外にも70のセッションがるので、気になるトピックを見てみてください!
Figma Config 2022
コンポーネント管理がしやすくなった
コンポーネントプロパティという新機能が追加になりました。項目の表示/非表示の切り替えができることで作るべきコンポーネントがぐっと減り、管理が楽になりました。
左のvariants内コンポーネントはボタンの左アイコン(拡声器イラスト)と右アイコン(矢印)の表示/非表示を設定しているため、variants右のボタン群は切り替えだけで生成しています。
variantsでまとめた項目も、variants内の大元のコンポーネントを編集すると合わせて派生コンポーネントも同時編集してくれます。便利!
オートレイアウトが進化
パディングのアップデート
今までは正の数しか指定できなかったのですが負の数を入れられるようになりネガティブパディング可能になりました。オートレイアウトで重ねたデザインが可能になります。
また、パディングの設定が簡単になりました。該当の余白にマウスオンすると余白中央にピンクの線が出てきます。線にカーソルを合わせるとドラッグで余白を調整でき、クリックすると数値入力も可能です。
フレームの絶対値
今までオートレイアウトを適応したレイアウト上に要素を重ねることができず、オートレイアウトの一要素として配置されてしまっていました。今回のアップデートから選択したフレーム内の絶対値をオンにする機能が追加されました!これを適応すると、オートレイアウト上に文字を重ねることが可能になります。
画像1枚目の右上の赤枠部分をクリックすると絶対値設定に変更できます。
そのほかの新機能
ストローク機能が細やかに
今まで四方を囲むストロークしか引けなかったのですが、四辺の一部を指定してストロークを引くことができるようになりました。
ダークモードへの切り替えが可能に!
ついにワークスペースがダークモードに切り替えられるようになりました。
PreferencesからThemeに入りDarkモードへ切り替えができます。
(アートボードの背景はアートボード上でオブジェクトを選択しない状態にすると Backgroundの背景が選べるので、そこで黒に切り替えています)
アウトライン化ができる
実は前からあったようですが、私はこのキーノートで初めてアウトライン化ができることを知りました(もっと早く知っていたかった!)
紙媒体の経験が長く、イラレのアウトライン機能を多用していた私としては「イラレと同じことできるのか」と嬉しくなりました。この機能を使うと、オーバーレイの下の文字をクリックすることが可能になります!
Figmaが日本のマーケットに本格進出
Figmaは今年アジア初の拠点となる日本法人を設立しました。近々日本語版のリリース予定もあるようです。(実現すればFigma製品が英語以外で公式利用できるのは初)
だから日本語版のキーノート動画があったり、日本人のセッションが増えたのでしょうね。日本のマーケットををFigmaが席巻する日も遠くないかもしれません!
世界でデザインコラボレーションツールをリードする「Figma」が日本へ本格進出