Fivetran Activations を利用して、Snowflake のデータを SFTP サーバーまで reverse ETL する

Fivetran Activations を利用して、Snowflake のデータを SFTP サーバーまで reverse ETL する

Fivetran Activations を使ってSnowflakeのデータをSFTPサーバーに連携するreverse ETLの設定方法を、実際の設定手順とともに紹介します。
2026.08.26

こんにちは、川田です。

今回は、Fivetran Activations を利用して、Snowflake テーブル上のデータを SFTP サーバーまで連携する reverse ETL の設定手順を確認します。

環境

  • plan: Fivetran Enterprise

データ連携経路

以下のデータ連携経路となっています。

snowflake_filevetran.drawio

事前準備

Snowflake 側

Snowflake 側で必要となるリソース作成向けの SQL 文を、Fivetran 側で用意してくれています。本記事ではそちらに詳細を委ねるとして、具体的な設定手順は割愛します。

Activations / Data Sources / Snowflake | Fivetran

基本的には、以下の Snowflake リソースが必要となります。

  • Snowflake ユーザー
    • Fivetran Activations から Snowflake に接続するためのユーザー
    • reverse ETL の対象となるテーブルやビューに対する参照権限が必要
  • Snowflake 仮想ウェアハウス
    • Activations がクエリを実行するために使用

また、Advanced Sync Engine を利用する場合は、同期状態などを Snowflake 内に保持するための bookkeeping 領域が必要です。2026 年 8 月 25 日時点では、以下の名前のデータベースおよびスキーマを作成し、利用 Snowflake ユーザーに書き込み権限を付与しておく必要があります。

  • データベース:CENSUS
  • スキーマ:CENSUS

このデータベースおよびスキーマは、Activations の内部的な状態管理に使用される予約領域です。reverse ETL するデータを配置する領域としては使用しないようにします。

なお、本記事では Advanced Sync Engine を利用する内容となっているため、Snowflake 上に CENSUS.CENSUS を作成しています。

SFTP サーバー側

今回、SFTP サーバーは AWS Transfer Family for SFTP を利用して用意しています。こちらの作成手順も本記事では割愛します。

Fivetran 設定

実際に Fivetran Activations の設定を実施していきます。以下の設定を実施する流れとなります。

  1. Activation Sources の設定
    • reverse ETL のデータ抽出元の定義を作成
  2. Activation Destinations の設定
    • reverse ETL のデータ連携先の定義を作成
  3. Activation Syncs の設定
    • 上記 2 つの定義を利用して、reverse ETL の定義を作成

1. Activation Sources の設定

Activations の画面にて、Activation Sources から New Activation Source をクリックします。

01

Source の一覧より Snowflake を選択します。

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Configure 画面で、以下の通り設定をしていきます。

Sync Engine は Advanced を選択します。

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Snowflake への接続情報を入力します。

設定名 設定する値
Name Activation Sources で利用する任意の管理名
Snowflake Account Name Snowflake 接続 URL の https://<!! HERE !!>.snowflake-computing.com/ にあたる値
Query Execution Warehouse Activation で利用する仮想ウェアハウス
User Activation で利用する Snowflake ユーザー
Private Key Snowflake ユーザーの秘密鍵
Passphrase 秘密鍵のパスフレーズ

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Advanced Settings では Warehouse Writeback を有効にします。この設定を有効とすると、CENSUS.CENSUS 領域にログを出力してくれます。

Configuring Warehouse Writeback | Fivetran

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Fivetran Activation が動作する実行環境を指定します。

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Connect ボタンをクリックすると接続テスト画面に進みます。接続できることを確認し、Activation Sources の設定作業は完了となります。

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2. Activation Destinations の設定

Activations の画面にて、Activation Destinations から New Activation Destinations をクリックします。

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Destination の一覧より SFTP を選択します。

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SFTP サーバーへの接続情報を入力します。

設定名 設定する値
Name Activation Destinations で利用する任意の管理名
Host SFTP サーバーの接続先 URL
Port SFTP サーバーの接続先ポート
User SFTP サーバーの接続ユーザー

SFTP サーバーへの認証方式として、以下が用意されています。

  1. パスワード
  2. 自身で作成した公開鍵認証
  3. Fivetran 側で作成した公開鍵認証

今回は「3. Fivetran 側で作成した公開鍵認証」を利用しています。この場合、Password を空欄、Use Your Own SSH Keys を disable にして、CONNECT ボタンをクリックして先に進めます。

Activations / Destinations / SFTP | Fivetran

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画面を進めると、Fivetran 側で作成した公開鍵をダウンロードできるようになります。公開鍵をダウンロードして、SFTP サーバーに設定しておきます。

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CONFIRM ボタンをクリックすると接続テスト画面に進みます。接続できることを確認し、Activation Destination の設定作業は完了となります。

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3. Activation Syncs の設定

Activations の画面にて、Activation Syncs から New Activation Syncs をクリックします。

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まず、reverse ETL 抽出元となる Snowflake の情報を入力します。

設定名 設定する値
Activation Source Any Warehouse Table を指定
Connection Activation Sources に定義した Snowflake 情報
Database 抽出元のデータベース名
Schema 抽出元のスキーマ名
Table 抽出元のテーブル・ビュー名

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続いて、データ連携先の SFTP サーバーの情報を入力します。

設定名 設定する値
Connection Activation Destinations に定義した SFTP サーバー情報
File Path 連携ファイル名

File Path で利用できる変数は File Path Variables | Fivetran にて確認できます。

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データ連携時の動作を設定します。今回は CSV のファイルフォーマットでデータ連携します。

設定名 設定する値
behavior Update or Create は差分更新、Replace は全件更新で連携ファイルを作成します
File Format 連携データのファイルフォーマット
Delimiter CSV ファイルの区切り文字
Include Header ヘッダーを含むか否か
PGP Public Key SFTP サーバー側で、ファイル自体の暗号化を求められる場合
File Name Timestamp Offset (seconds) ※1

※1: File Name Timestamp Offset (seconds) では、連携ファイル名で利用される時刻をずらす事ができます。標準では UTC の時刻が利用されます。今回は JST の時刻でファイル名を作成したいため、32400 を設定しています。

Advanced Configuration | Fivetran

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抽出するデータの列情報を設定します。今回は、全列 (Sync All Columns) を対象に、連携元の列並び順を維持 (Source Order) して抽出しています。カラムマッピングも標準ままとしています。

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最後にテストを実行できます。しかしながら、今回の検証した限りでは処理自体は上手く実行されているようなのですが、UI 上での更新が正しく反映されないようでした。一旦、Next をクリックして Activation Syncs の設定を進めます。

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設定の summary 画面が表示されます。表示内容を確認して、以下を入力します。今回は実行スケジュールを Manual としています。

設定名 設定する値
Label Activation Syncs で利用する任意の管理名
Trigger Syncs の実行スケジュールを指定

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CREATE ボタンをクリックすることで、Activation Syncs の設定は完了です。

確認

作成した Activation Syncs の Run Now ボタンをクリックすることで、処理が実行されます。

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Sync History タブに実行履歴が表示されます。

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SFTP サーバー

連携されたファイルを確認します。今回は、SFTP サーバーとして AWS Transfer Family for SFTP を利用しているため、連携ファイルを S3 上より確認しています。

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連携ファイルの中身です。

COL1,COL2,COL3
2,2,2
3,3,3
1,1,1
4,4,4

CENSUS.CENSUS 領域

Snowflake 上の CENSUS.CENSUS 領域に出力されている、Warehouse Writeback の情報を確認してみます。作成されるテーブルのスキーマ情報は Log Data | Fivetran に記載されています。

select
    sync_id, sync_run_id, record_payload, status, batch_started_at
from census.census.sync_log
order by batch_started_at
;

ログが記録されていること確認できました。

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FivetranのほかにもAWS、Looker、Alteryx、Tableau、Snowflakeとパートナー契約を結んでおり、それぞれ豊富な導入実績があります。各サービスとFivetranを連携させることで、お客様の環境にあわせた最適な構成をご提案します。
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