[レポート]話題のカオスエンジニアリングが体験できる!ラスベガスでGameDay参加、成功を収める秘訣とは!? #reinvent

2019.12.04

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「あれ、ここってさっきちゃんと設定したはずなんだけど消えている…??」

こんにちは(U・ω・U)
AWS事業部の深澤です。

皆さん、最近話題のカオスエンジニアリングはご存知でしょうか。僕は以前よりNetflix社や多くの会社でこの取り組みが行われていることに大きな興味を持っていました。先日AWSDevDays Tokyoにてセッションにも参加し、レポートを弊社のブログで書き上げています。
【セッションレポート】Chaos Engineering ~入門と実例~を現地で見ました!【#AWSDevDay】

サービス運用されている皆さん、障害怖いですよね。それを防ぐような仕組みがあっても、実際に本番で検証するのは怖いですよね。でも実際に取り入れている企業があって、どんな魅力があるのか。これは実際に経験してみなきゃ分かんない!と思い、Re:Invent2019にて現地参加してきました!!!

AWS GameDayって??

以下に書かれている通り、とある要件に従って環境を構築し、その環境を安定稼働させていくゲームです。
AWS GameDay
しかし、この構築した環境には障害が発生したり、追加要件が発生したりといったタスクが与えられます。その上で環境が安定している間はポイントが加算されていき、最終的に多くのポイントを重ねたチームが優勝するという体験型のイベントです。これってカオスエンジニアリングを経験するにはもってこいですよね!!

会場の様子

今回はなんと弊社のメンバー8人で参加。4人で1つのチームになるので2チームも出来上がってしまいました。どうやら入り口のところで希望メンバーで固まっていき、受付のスタッフに同じチームを希望すると同じチームにしてもらえるようです。「テーブルも隣にするかい?」とまで聞いてくれました。会場に参加すると多くの参加者が今か今かとイベントの開始を待ち侘びていました。

イベント参加を成功させるポイント

実際に参加し、AWSの経験/知識や英語圏での参加ということもあり、英語力もさることながら、それよりも以下の点が成功を左右するなと感じました。

  • ルールと構成を理解する
  • チームワーク
  • 楽しむ心

ルールと構成を理解する

いざスタートとなると周りのチームも一斉に作業に取り掛かります。もちろん早く作業を行い多くのタスクをこなせた方が有利に進めることができるのは様々なゲームの鉄則と言えるでしょう。当たり前ですがどんなゲームでもイベントでもルールは大前提となります。GameDayでいうならレギュレーションを把握し、可能ならAWSリソースがどのように結合し、ユーザにどんなサービスを提供している想定なのか。これを把握することでグッとこの後の流れが楽になるなと思いました。僕は実践できませんでしたが、イベント参加を終えてみて思うのは、最初の10数分は、落ち着いてこのルールや構成理解に時間を割いてもいい気がしています。

チームワーク

やはりチームで参加して協力しながら進めるイベントなのでチームワークは何より重要でしょう。イベント開始と同時に様々なタスクが並列で降りかかってきますが、これを如何にチームで分担して進められるか、構築が完了した後も障害が発生するのでそれをどうやって運用していくのかが非常に大切です。チームとして、得点も意識しつつ問題に対処できるような体制が取れれば高得点を狙えるんじゃないかと思いました。

楽しむ心

僕が一番大事だと感じたのはこの点です。勿論、高得点を取ることができたチームは素晴らしいし、僕らのチームはあまりいい点数が取れなかったので、自分たちのチームの実力と相対的に比較し、その実力に心から尊敬しましたが、あくまでイベントでありゲームであり、なかなか経験できない最高の運用経験だと思います。僕はサービスを運用してきた経験があるのですが、その中で学んだ大切なことがこのGameDayにギュッと詰まっている印象を強く受けました。本気でやるからこそ学びも多いイベントですが心のどこかに楽しむ心を持って挑むことでイベント参加の成功を大きく左右することになると思いました。

最後に

結論から言うとAWSGameDay最高でした!ずっと経験したかったカオスエンジニアリングも経験できて、新たな自分自身の課題に出会うこともできて、会社の仲間と参加できてチームビルディングもできました。また機会があれば参加したいと思います。過去には東京で開催されたこともあるので皆さんも是非、GameDayへの参加を検討されてはいかがでしょうか。
AWS GameDay Microservices Madness -Tokyo に参加してきた

※1 ちなみに当日はラスベガスでの開催にも関わらず日本人スタッフの方がいらっしゃって、英語が不得意な旨伝えるとルールの説明など大変細かくサポートいただけました。 ※2 団体で固まっていけば同じチームにしてもらえたというのは現地スタッフ様の粋な計らいであり、イベントとして約束されたことではないことに注意してください。

以上、深澤(@shun_quartet)でした!
re:Inventの最新情報をどんどん呟いておりますので良かったら覗いてみてくださいm(_ _)m