[Gather.town]スペースから一時的に離れているユーザーを一括で呼び出す

2023.01.24

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  • t_o_dと申します。
  • 円滑なリモートコミュニケーションの促進の一環としてGather.townを利用しています。
  • Gather.townは基本機能以外の仕掛けが沢山ありますが、その中の1つがブラウザコンソールで扱えるSocket APIの存在です。
  • 「現在位置の取得」や「参加者情報の取得」など豊富に存在しており、それらを適切に組み合わせることで色々な操作を行うことが可能です。
  • 今回はその中からスペースから一時的に離れているユーザーを一括で呼び出す方法を記録いたします。

結果

  • それを一括で行うには、以下の内容をChromeコンソール画面に入力して実行するだけです。
    • ※実行には権限が必要です。
const myId = gameSpace.id
game.playerUidsSeenOnConnect.forEach(p => {
  if(p === myId) return;
  game.ring(p)
})

  • 実行後、他の参加者にRing機能で通知がいっていることを確認できたら成功です。

内容

  • 上記のスクリプトは以下のGather.townで用意されているSocket APIを利用しています。
    • gameSpace.id : 自身の参加者ID
    • game.playerUidsSeenOnConnect: 参加している人のID一覧。Setオブジェクトで取得されます。
    • game.ring(対象者ID): 対象者をRingで呼び出す。
  • つまり「参加者一覧」を取得してループで回して自身以外に逐次Ring処理を行うスクリプトとなっております。

補足

  • 他の操作の情報はこちらのサイトから確認できます。
  • より詳細な情報を知るためには、以下のようにコンソール画面で「game」「gameSpace」を入力して実行すれば確認できます。

まとめ

  • こうした基本機能以外に提供されているものを利用してより良いリモートコミュニケーションの促進につながると実感しました。
  • 今回扱った機能以外にも豊富なメソッドやプロパティがあるので、適切に組み合わせて節度ある利用を行おうと思います。

参考

アノテーション株式会社について

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