Gatlingサーバを複数台使って、簡単に試験を実行してみた

Gatlingサーバを複数台使って、簡単に試験を実行してみた

Clock Icon2024.10.28

こんにちは、ゲームソリューション部のsoraです。
今回は、Gatlingサーバを複数台使って、簡単に負荷試験をやってみたことについて書いていきます。

今回の主題は、Gatlingサーバを複数台使用したときの実行のため、本来であればAPIサーバやDBなども構築して実行すると思いますが、コマンド実行できるところまでを確認します。

Gatlingサーバの構築

Gatlingサーバを2台構築します。
構築については、以下をご参照ください。
https://dev.classmethod.jp/articles/ec2-amazon-linux-2023-gatling/

Gatlingについて、OSS版ではクラスタリング機能を持っていないため、コントローラなどは用意されていません。
商用版(Gatling Enterprise)であれば、追加の機能としてGatling Front Lineにてクラスタ化してのテスト実施が可能らしいです。

実行

構築の部分でも記載したように、GatlingはOSS版ではクラスタリング機能がなく、コントローラから実行などは自前で準備するなどしないとできません。
今回は簡単に実行するということで、Teratermのブロードキャスト機能を使用して、同時にコマンド実行することで実施します。

Teratermから2台のサーバに接続した後、コントロール>ブロードキャストコマンドから利用することができます。
sr-gatling-multimachine

注意点としては、GatlingのテストシナリオでCSVなどから取得したパラメータを使用してリクエストを実行する場合は、CSVを分割してそれぞれのインスタンスに配置する必要があります。

ちなみに、MacであればiTermでも同様のことができるらしいです。
https://infrastructure-engineer.com/terminal-command-001/

参考

https://ceblog.mediba.jp/post/160686944382/複数台のgatlingサーバを用いた負荷試験について
https://note.com/j5ik2o/n/n530ca245a18c

最後に

今回は、Gatlingサーバを複数台使って、簡単に負荷試験をやってみたことを記事にしました。
どなたかの参考になると幸いです。

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