GCPのQwiklabsでアカウントロックされた原因と解除する方法
はじめに
CX事業本部東京オフィスの佐藤智樹です。
今回は以下の記事で紹介されているGCPのQwiklabsで勉強している際に操作を誤ってアカウントがロックされたため、ロックの原因とロックの解除方法を記載します。
もしアカウントロックされた際に解除までの手順を参考にしてもらえればと思います。これからQwiklabsを始める方でもアカウントロックされるとハンズオンラボが最初からやり直しになるので、どんな操作でブロックされるのか原因部分だけでも読むことをおすすめします。
アカウントロックの原因
QickLabではマニュアルに記載されていないインスタンスなどのリソースを立ち上げるとブロックされることがトップ画面から見れるHelpで以下のように明記されています。
ラボでは、ラボの手順に含まれないリソースを使用したり、操作を行ったりすると、アカウントがブロックされます。 ラボの受講中に使用するリソースについては、ラボのマニュアルの手順に沿って、必要な種類、必要な量のリソースのみを使用するようにしてください。
Qwiklabs では、ラボで使用できるリソースに制限が設定されています。ラボのアクティビティを完了すること以外の目的でクラウド リソースが使用されるのを防止するために、この制限が設けられています。Qwiklabs の利用規約に基づき、クラウド リソースは学習アクティビティに対してのみ提供されます。ラボに関係のないリソースを使用した場合は、ラボがロックされ、作業内容が失われる可能性があります。
Qwiklabs - ハンズオン クラウド トレーニング Help
今回自分がロックされたのは作成するマシンタイプを間違えたことが原因でした。具体的には「GCP の基礎」「仮想マシンの作成」のQwiklabsでマシンタイプを選択する際に、「n1-standard-2」が指定されていたのですが、「2 vCPUs」の項目だけ見て「e2-standard2」を選択していました。
指定されたマシンタイプ(QwiklabsのGSP001カタログより)
正しいマシンタイプ設定
自分が間違ったマシンタイプ設定
上記の設定でハンズオンラボを進めたところ完了せず、トップ画面に戻ると以下のような表示でアカウントがブロックされました。
解除申請の方法
以降はアカウントロック解除のために行った申請について記載します。トップ画面右上の「?」をクリックするとHelp画面が表示されます。(自分の場合は英語のまま操作しましたが、「?」のとなりのボタンで言語を日本語に変更して内容を確認できます。以下の画面より後は日本語の画面で説明します)
Help画面から「Account is Blocked」をクリックして一番下まで読むと問い合わせ先が表示されます。「こちら」がリンクになっている部分です。
クリックすると問い合わせ用のフォームが表示されるので、メールアドレスと原因について報告する文章を記載します。自分の場合は、「どのQwiklabsで問題が起きたのか」「考えられる原因」を記載して問い合わせしました。
問い合わせから10分ほどで登録したメールアドレスに返信がきました。アカウントがロックされた原因(リソースの上限超過)と例外的にアカウントのロックを解除することの連絡がきました。再びロックされていたアカウントでログインしたところ、正常にログインできQwiklabsも実行できました。
感想
いきなりアカウントがロックされて焦りましたが、問い合わせも自動化されているのかスムーズに解除まで行けたので助かりました。QickLabを悪用して余計なリソースを立ち上げられると大きな損害になりうるので正しい設定かなと思います。まだまだQwiklabsを始めたばかりなので、今後は記載に注意して取り組んで記事にしていきたいと思います。