Macでネットワーク内のTCP及びUDPの送受信サイズを確認する方法
- t_o_dと申します。
- ネットワークの送受信サイズを調査して通信量を確認したい場合があります。
- 今回はMacで「TCP,UDP」の各送受信サイズを調べる方法を記録します。
環境
- mac OS Ventura 13.1
結果
- 以下のスクリプトをターミナルに貼り付けて実行すると、ネットワーク内のTCP及びUDPの合計送受信サイズを出力します。
nettop -J bytes_in,bytes_out -l 1 | awk ' $2~/tcp/{ tcp_in+=$4 tcp_out+=$6 } $2~/udp/{ udp_in+=$4 udp_out+=$6 } END{ print "TCP受信量",tcp_in print "TCP送信量",tcp_out print "UDP受信量",udp_in print "UDP送信量",udp_out } '
- 実行後、以下のように各サイズが出力されていることを確認します。
TCP受信量 11xxx TCP送信量 66xxx UDP受信量 11xxx UDP送信量 66xxx
内容
- 上記のスクリプトではnettopコマンドを利用しています。
- このコマンドはリアルタイムでネットワーク内のアプリやトラフィックなどの情報を出力するプログラムであり、通信状態の把握やボトルネックの発見などに便利です。
- 今回は実行時点の送受信サイズをテキストとして出力したいので、nettopの以下のオプションを利用しています。
- -J 列名 : 指定列のみの表示。
bytes_in,bytes_out
のように複数指定の場合はカンマを利用。 - -l 1 : 状態をログモードで出力。1を指定で実行時点状態をテキストで出力。
- -J 列名 : 指定列のみの表示。
- つまりnettopから出力される情報をawkに渡して、TCP及びUDPの各サイズを計算するというスクリプトとなっております。
補足
- 基本操作や他オプションについてはこちらから確認できます。
まとめ
- nettopはデフォルトではもちろんオプションを活用すれば、ネットワーク情報の取得に大変役立ちます。
- こうしたMacの標準コマンドは豊富にあるため、適宜調査及び活用していきます。
参考
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