Global Accelerator + EC2でエンドポイントを設定できないときの原因を調べてみた

2023.03.07

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Global Accelerator を使う際にターゲットにしたい EC2 が表示されなくて困ったため、原因を調べてみました。

確認すること

VPC に IGW (インターネットゲートウェイ) をアタッチする

エンドポイントにしたい EC2 の VPC に IGW をアタッチしていない場合は、エンドポイント一覧に表示されません。

IPv6 Only の EC2 インスタンスはサポートされていない

エンドポイント一覧には表示されますが、エンドポイントを追加しようとするとエラーになります。

Global Accelerator のデュアルスタックモードは EC2 エンドポイントに対応していない

デュアルスタックモードの Global Accelerator は 2023 年 3 月現在、ALB エンドポイントのみをサポートしています。

セキュリティグループで Global Accelerator 経由のトラフィックを許可する

インバウンドルールで Global Accelerator のセキュリティグループをソースにしたトラフィックを許可しないと、疎通できません。

しなくていいこと

Public Subnet にする必要はない

Private Subnet でも、VPC に IGW (インターネットゲートウェイ) がアタッチされているだけで通信できます。

EC2 インスタンスのパブリック IP は必要ない

VPC に IGW がアタッチされており、セキュリティグループで Global Accelerator 経由のトラフィックを許可していれば通信できます。

まとめ

Global Accelerator で EC2 エンドポイントを使用する際は、以下をチェックしましょう。

  • Global Accelerator は IPv4 モードである (デュアルスタックは EC2 非対応)
  • VPC に IGW をアタッチしている
  • サブネットと EC2 インスタンスにプライベート IPv4 アドレスが割り当てられている (IPv6-Only ではない)
    • パブリック IP アドレスは必要ありません。
  • EC2 のインバウンドルールで Global Accelerator からのトラフィックを許可している

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