【小ネタ】Google Cloud FinOsp hub 費用削減に有効な推奨事項の権限エラーを解決する

【小ネタ】Google Cloud FinOsp hub 費用削減に有効な推奨事項の権限エラーを解決する

Google CloudのFinOsp hubで出た権限エラーを共有します。
Clock Icon2024.01.30

今回のエラー

今回はGoogle Cloud BillingコンソールのFinOsp hubの機能である、上位の推奨事項という項目を開く時に起こる権限エラーについて解決します。

上位の推奨事項とは、現在のGoogle Cloud環境で使用されていないリソースを特定し、不必要な可能性のある事を知らせてくれる機能です。

メリットとしては、単純に費用削減の効果が見込めます。
画像ではCompute Engineに付与する静的IPが使われていないため、無駄な費用が発生していると教えてくれています。

本来であればSave 1026.62を押せば推奨事項の詳細に遷移するのですが、該当する権限がなければ、下記のようなエラーが出てしまいます。

解決策

recommender.computeAddressldleResourceRecommendations.get権限を含むロールを付与すれば簡単に解決できるので、試しにプロジェクト請求者ロールを割り当ててみました。

ですが、今回の権限エラーは解決できません。
次に、Recommender 閲覧者のロールを割り当てました。

すると下記のように今回の静的IPに関する費用削減の推奨事項の詳細を開くことができました。
画像ではそのリソースを作成した時間、今回の削除の推奨で測定した期間などを確認することができます。

さらに、方法:IPアドレスを削除を押下すれば、すぐにIPの削除を行う公式ドキュメントに遷移する事も可能です。
[VMインスタンスに移動]を押下すれば、Cloud コンソールに遷移してくれます。

まとめ

今回は 権限エラーの解決方法を解説しました。
意外とドキュメントを見ても、どの権限がどのロールに割り当てられているかわからないといった悩みが、自分自身でもあるので、こういった短いエラー解決のネタも今後も発信していきたいと思います。

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