Google Cloud Next 2026 の Recap で Google Cloud がマルチクラウドに本気になったと訴えてきた

Google Cloud Next 2026 の Recap で Google Cloud がマルチクラウドに本気になったと訴えてきた

Google Cloud Next 2026 の Recap で Google Cloud がマルチクラウドに本気になったと話してきました。
2026.04.29

ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。

Google Cloud Next 2026 を振り返る勉強会に登壇して Google Cloud のマルチクラウド対応について話してきました。

Google Cloud Next’26 Recap

ついに来た!本格的なマルチクラウド時代の Google Cloud

Agentic Enterprise

AI エージェントが企業データに基づいて自律的に動くためには、データがどこにあっても活用できることが必要です。

Google Cloud は 3 層 でマルチクラウド対応を発表しました。

  • Network : ネットワーク層の相互接続
    • Partner Cross-Cloud Interconnect
    • AWS Interconnect - multicloud
  • Analytics : 分析層の統合
    • Cross-cloud Lakehouse (formerly BigLake)
  • Transaction : トランザクション層のマルチクラウド
    • Spanner Omni

Network

Partner Cross-Cloud Interconnect for AWS は 2025年11月に Google Cloud と AWS を簡単に直結する機能として発表され、Google Cloud Next 2026 の直前に一般提供が開始されました。

  • 2 拠点 4 ルーターの 4 重冗長
  • 作成と承認だけですぐに繋がる
  • セットアップが数日から数分に
  • 1〜100 Gbps をオンデマンド拡張
  • パフォーマンスとレイテンシが安定

日本はまだなので早く来てほしい!!!

Network Connectivity Center(NCC)も Preview 対応して、Peer to Peer から マルチクラウド WAN へ進化!

https://dev.classmethod.jp/articles/aws-and-google-cloud-aws-interconnect-multicloud-ga/

https://dev.classmethod.jp/articles/partner-cross-cloud-interconnect-for-aws-google-cloud-aws-preview/

Analytics

2026 年 4 月 20 日 に BigLake から Google Cloud Lakehouse へ改称して、Google Cloud Next 2026 期間中に Cross-cloud Lakehouse が Preview となりました。Iceberg REST Catalog のメタデータを検出して、AWS の S3 データに対して高速かつ低遅延でアクセスできるようになります。

Cross-Cloud Interconnect を活用して安定的な分析が可能になります。

Gemini_Generated_Image_f6izdgf6izdgf6izのコピー

https://dev.classmethod.jp/articles/cross-cloud-lakehouse-preview-bigquery-aws-iceberg/

Transaction

Cloud Spanner は分散 SQL を切り開いた NewSQL の代表的なサービスです。

Cloud Spanner の特徴

  • NoSQL の水平スケーリング + RDBMS の ACID + 外部整合性
  • Relational / Key-Value / Vector/ Graph の各種データモデル
  • 全文検索にカラム型エンジン
  • 可用性 99.999%

以下のような理由により、どこでも動く Spanner が必要になりました。

  • 事業継続性
  • データレジデンシー
  • マルチ / ハイブリッド クラウド戦略
  • Spanner に関心がある非 GCP 顧客

Cloud Spanner を支える技術の中で Google に依存する技術は以下のようなものがあるので、再実装が必要でした。

  • Colossus → 抽象化レイヤー
  • TrueTime → 再構築

Colossus

Colossus は Google のほぼすべてのプロダクトを支えるファイルシステムです。依存を解消するため Colossus 相当の機能を提供する抽象化レイヤーを導入しました。

Spanner Omni のストレージは SSD + ext4 が推奨となっています。少し古めのファイルシステムですね。。。

TrueTime

Spanner で一番有名な技術である TrueTime は原子時計 + GPSが有名。しかし時刻の区間表現 と Commit Wait が最も重要であるためソフトウェアで再実装ができます。

不確実範囲が他のDB操作とオーバーラップするのでパフォーマンスを損ないません。

デプロイパターン

以下のデプロイのパターンが存在します。

  • 単一サーバー
  • 単一ゾーン
  • 単一ロケーション、複数ゾーン (レプリケートされたデプロイメント)
  • 複数ロケーション、複数ゾーン

試すだけであれば macOS 上でも試せます。

https://dev.classmethod.jp/articles/spanner-omni-google-cloud-next26/

まとめ

Google Cloud がマルチクラウドに本気になった年と言えると思います。

  • ロックインから技術的優位性へ
  • Network・Analytics・Transaction の 3 層全部 で揃った本気度
  • Agentic Era がそれを必然にした

さいごに

昨年 Google Cloud と AWS がネットワークを簡単に直結できると Partner Cross-Cloud Interconnect for AWS が出て以来、AWS re:invent での発表などウォッチしていました。Google Cloud Next 2026 で一般提供されると思ったら、Next 2026 の直前に GA となったのでネットワークが接続されている前提の機能が出てくると待ち構えていました。

Spanner Omni をはじめ、様々なマルチクラウド機能が出てきているので今後もチェックしていこうと思います。

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