Alteryx で使える Google Drive 出力ツール
はじめに:
Alteryx の 2021.4 版で公開された Google Drive 出力ツールを使用することでさまざまなデータをファイル形にしてドライブに書き込んで保存が可能になりました。このツールを通常のデザイナーでは含まずに Alteryx Gallery よりダウンロードする必要があります。現時点ではこのツールを使用してドライブに保管出来るファイルが Google シート、XLSX、CSV と YXDB です。また、仕上げたデータファイルを他のユーザーとシェアしてデータを提供することができます。
Google Drive 出力ツールの使い方:
Alteryx Gallery で “Google Drive Tool” を検索すればこのツールのページが現れます。Alteryx コミュニティ登録済みの方は .yxi ファイルとしてこのツールをダウンロードすることが出来ます。インストールすればこのツールを「コネクタ」メニューより確認することができます。
このツールはブラウザログインを介して、または Google コンソールのカスタムAPIから作成される「クライアントID」と「クライアントシークレット」を使用して Google ドライブに接続することができます。
今回はブラウザのログインのオプションを使用してご説明いたします。「接続」をクリックし、以下の手順に従ってください。ポップアップ画面でアカウントをクリックし、選択したサービスを選びます。
Google ドライブに正常に接続したらワークフローに戻り、ツールの構成の「データ」タブから出力ファイル名と目的の保存パスを入力します。 ここでファイル名に適切なファイル拡張子を追加することが必要です。
「オプション」タブからファイル形式、データエンコーダー、とファイルのアクション操作を設定します。アクション操作の設定ではファイル名を変更、ファイルを上書き、データの追加、実行操作を中止するといったさまざまなアクションの設定を選べます。「Rename」の場合はファイル名の末尾に一意の番号が付けられます。「Overwrite」の場合は元のファイルが削除され、新たなファイルに置き換えられます。「Append」の場合は既存のファイルに新しいデータが追加されます。 最後に「Abort」の場合は同じ名前のファイルが既に存在するとファイルのアップロードが中止されます。
このワークフローを実行すれば目的の出力結果がドライブで現れます。
最後に:
Google ドライブ出力ツールを使ってデータはファイルとしてドライブに保存することができます。このようなデータを他のユーザーとコラボレーションすることができます。