JINS MEMEハッカソンに参加してきました
4月25〜26日の2日間にわたって開催された、JINS MEMEハッカソンに参加してきました。 ちょっと遅くなってしまいましたが、参加してみた様子を書いてみたいと思います。
JINS MEMEとは
MEME(ミーム)とは、個人の中に存在する感情や習慣、好みなど、人間の生き方を左右する形のない情報のこと。あなたはJINS MEMEを通して、自分の内側を知ることになる。今の自分の疲れが見える。気分が見える。眠気が見える。それはまさに、最適なミームを選択し、育て、より豊かな未来をつくっていくこと。私(ME)が 出会う、もう一人の私(ME)。内なる自分を見るその眼が、外の世界を見る眼を変え、人生の景色を変えていく。ウエアラブルを超えるアイウエア、誕生。
とのことです。ちなみにメガネ型のウェアブル端末としては、すごく自然で違和感の無いデザインで素敵です。
現時点では販売されておらず、今秋頃に登場の予感です。今から楽しみです。そんなJINS MEMEにいち早く、ふれられる機会と聞いて今回のハッカソンに参加しました。
取得出来るデータ
リアルタイムモード (データ取得タイミングは最大26.67Hz、ペリフェラル・ホスト間のBluetooth通信周期に準ずる)
目に関するデータ | 身体に関するデータ |
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視線方向 まばたき まばたきのスピード まばたきの強さ | 姿勢のズレ 頭の傾き(度) 歩行判定 加速度 |
スタンダードモード (データ取得タイミングは1分ごと、16時間分のデータをJINS MEME内にストア可能)
目に関するデータ | 身体に関するデータ | JINS MEME独自のデータ |
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まばたきの回数 連続まばたきの回数 (1秒以内に連続したまばたき回数) まばたきのスピード (1分間の平均値) まばたきの強さ (1分間の平均値) まばたきの間隔時間 (1分間の平均値) 1分間の視線方向回数(左/右) 1分間の視線方向回数(上/下) | 歩数 歩行時の体軸上下のブレ(1分間の平均値) 歩行時の体軸の前後・左右のブレ (1分間の平均値) 右足の歩行周期(1分間の平均値) 左足の歩行周期(1分間の平均値) | 眠気
集中度
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1日目
主催者様側のプレゼンを聞いた後、チーム振り分けが行われました。全体で30名↑の参加人数で、1チーム3名〜4名の8チームでした。
チーム毎に会議室を割り当ててスタートです。待ちに待ったJINS MEMEの現物をお借りすることが出来て感動です。見た目は普通のメガネとたいして変わらなく、思っていた以上に軽かったです。個人的には眼電位センサーの部分がメガネの鼻あてと上手く組み合わさっていているなと感心しました。
飲み物/おやつなど主催者様の色々としたお心遣いが嬉しかったです。
1日目はアイデアソンということで、何を作るかを決める日でした。沢山アイデアが出ました。教育の現場で使えるよねとか、集中して見たものを統計してレコメンドするとか、色々な意見が出ました。
議論はすごく白熱して、中々決まらなかったのですが、
THE ZEN (座禅)
に、なりました。それまで、学校利用の白熱したトークを1時間半にも渡って行っていたのですが、決まる時はあっけないものですね(感想)
うちのチームはデザイナーさんが泊まりこみで素敵なデザインを作ってくれました。すごく大変だったと思います。
2日目
実質、開発出来るのはほぼこの日しかなく、16時には発表(17時まで延びたけど)なので、時間との戦いでした。(写真とか撮る余裕はありませんでした。時間が過ぎるのが早かったです)
発表
どのチームもレベルが高いプレゼンと制作物で凄かったです。(全部のチームの発表スライドを撮影出来なかったので、下記は一部になります)
結果発表
残念ながら入賞することは出来ませんでした。 参加賞として、TシャツとJINS PCのhackerModelとステッカーを頂きました。
ありがとうございました。
JINS MEMEを使ってみて思ったこと
箇条書きで感想や気になった点などを書いてみます。(個人的な主観が入ってたり、間違っている箇所があるかもしれません)
- 普通のメガネのように使えそう。コンセプトが良いなと思う。
- 大学とかと連携して研究などしていてアカデミックな感じ。
- ハッカソンでは、リアルタイムモードでのデータ取得が多かったが、個人的にはスタンダードモードの方が使いやすいのではないかと思う。
- MEMEが近くに沢山あるとBluetoothの接続が不安定になった。実際に集団で何かする系のアプリは注意した方が良いかも。
- アプリにしたときにMEMEをかけて認識させる一連のUI等の工夫が必要だと感じた。
- MEMEが無いと使えないアプリ(MEMEがあることが前提のアプリ)にした場合にAppStoreの申請が通るのかちょっと気になった。
- MEMEのデータを第三者が収集する際の取り扱いが気になった。(個人が特定できないようにすれば大丈夫なのかな?)
- それぞれのMEMEとモバイル端末のマッチングさせる実装が2日間では試せなかったので残念。(知らない人にデーターを取られるというケースが発生するのかどうか気になる)
最後に
初めてハッカソンというものに参加して、実体がよく分かってなかったのですが、想像していた以上に大変でした。 全体を通してみて参加者のレベルの高さに圧倒しましたが、すごく楽しかったです。 また、こういう機会があれば積極的に参加したいなと思いました。