
お客様の大学生向け / 職業体験イベント開催のお手伝いをしました
ご無沙汰してます。岡本です。
弊社のお客様、株式会社RYODEN様の以下URL 大学生向けの1DAY職業体験イベント を、クラスメソッドがお手伝いしました。
本ブログはその開催レポートです。イベント実現までの経緯:
RYODEN様とは、日頃からDX推進やクラウド活用に関する様々なご相談をいただいておりました。その中で「こういったことも出来ないか…!」とお話をいただき、私たちクラスメソッドのノウハウを活かした職業体験イベントの企画へと発展しました。
イベントの目的と概要:
以下目的と方針で開催しました。
目的
- 実践的な技術体験の場の提供
- エンジニアという職業への理解促進
方針
- 学生の方に「楽しく」職業体験をしていただく
イベントのアジェンダ
- 生成AIチャットボットの構築体験
- 生成AIを利用した課題解決体験
- 生成AIの活用方法について考えるグループワーク
- クロージング
当日の様子:
本イベントでは、最新のテクノロジーである生成AIをテーマに、実践的なハンズオンワークショップを実施し、RYODENの現場のエンジニアの方々と学生の方々が一緒にイベントに参加しました
1.生成AIチャットボットの構築体験
AWSの実践的なワークショップ(https://catalog.workshops.aws/generative-ai-use-cases-jp/ja-JP) を活用し、実際に動作する生成AIチャットボットの構築に挑戦していただきました。
講師陣からは、ターミナル操作やコマンドの入力についてIT系ではない学生の方にも分かり易い解説が行われました。
特に印象的だったのは、生成AIとプログラミング、その違いについての説明です。プログラミングは必ず同じものが出力される。一方生成AIは推論、同じ問いでも答えに差異が生じる。といった例えは、参加者の理解を大きく深めました。
また、「実は皆さんが普段使っているアプリでも、似たような仕組みが使われているんです」といった実例を交えた解説や、「現在のIT業界ではこんな使われ方をしている」といった実務的な話も。堅苦しくなりがちな技術解説の場が、参加者からの質問や笑顔の絶えない和やかな雰囲気の中で進められました。
2.生成AIを利用した課題解決体験
実際のビジネスシーンを想定し、生成AIを活用した課題解決のワークショップを実施しました
3.生成AIの活用方法について考えるグループワーク
「生成AIと共創する未来の学生生活」をテーマに、グループディスカッションを実施しました。参加学生からは現在の大学生活で直面している具体的な課題が多数共有されました。
特に学業面では、「植物系の専門分野における問題集の不足」や「解剖研究に必要な種の確保方法」など、専門性の高い悩みが挙がりました。また、研究活動においては「博物館からの標本取り寄せの事前確認」といった実務的な課題も。
さらに日々の学習においても、「参考文献探索の効率化」「ポスターや販促物作成のサポート」、さらには「教授との教授法のミスマッチを補完する方法」など、幅広い課題が提起されました。これらの課題に対して、生成AIをどのように活用できるか、具体的な議論が展開されました。
特に印象的だったのは、RYODEN様のエンジニアの方々も議論に加わり、「自分が学生だった頃は、こんな課題で苦労したんです」「もし当時、生成AIがあったら…」と、自身の経験を交えながら学生たちと対話を深めていく様子でした。世代を超えた共感と、テクノロジーがもたらす可能性への期待が交差し、会場は終始活気に満ちていました。
4.クロージング
1日の振り返りと今後の展望について共有。セッション終了後には、熱心に参加してくださった学生の皆さん、終始温かくサポートいただいたRYODEN様のエンジニアメンバー、そしてクラスメソッドの講師陣が一堂に会し、記念写真の撮影を行いました。
※個人情報保護の観点から、本ブログでの写真掲載は控えさせていただきますが、全員の素敵な笑顔が印象的な写真でした!
参加者からの声:
参加した学生の方々、RYODENのエンジニアの方々から「生成AIについて、より具体的なイメージを持つことができた」など、多くの前向きな感想をいただきました。
学生の方々が特に印象に残ったのは、RYODENのエンジニアの方々も『学びに来ました』と言って参加していたことだそうです。
学生の皆様と社員の方々が、世代を超えて一緒に学び、活発なディスカッションを展開する様子からは、RYODEN様の"学びに対する真摯な企業文化"を垣間見ることができたそうです。
最後に:
イベントに参加した学生の方々全員が、RYODEN様の企業文化と技術への前向きな姿勢に共感し、一次面接に応募されたそうです。技術イベントを通じて、企業と学生の相互理解が深まったようでした。
本イベントを通じて、企業と学生をつなぐ架け橋としての役割を果たせたことを、大変嬉しく思います!
今後もクラスメソッドは、高い技術力を活かし、企業と社会を結ぶ創造的な取り組みを積極的に展開していきたいと考えています。
最後に、本イベントにご協力いただいたRYODEN様、ならびに参加者の学生の皆様に心より感謝申し上げます。