Amazon QuickSight 既存のダッシュボードの更新できなくなったときの対処方法
QuickSight の分析からダッシュボードを作成、更新していました。分析から「既存のダッシュボードを置き換える」が使えなくなりました。そのときの対処方法を紹介します。
結論
「既存のダッシュボードを置き換える」がグレーアウトする原因は、ダッシュボードの所有者権限の喪失です。分析を使用しているユーザーまたはグループ名をダッシュボードの共同所有者として権限を追加する必要があります。
状況
ある日、分析からいつも使っていた「既存のダッシュボードを置き換える」がグレーアウトし選択できなくなりました。
切り分け
同時期に実施していたデータセットの更新でエラーの影響を調査しました。切り分けの結果、データセット更新の影響ではないことが確認できました。
次にダッシュボードの所有者がその他になっていることを確認し、切り分けた結果と対処方法を紹介します。
原因
原因不明ですがダッシュボードから所有者権限がなくなりました。分析の所有者は権限がありますが、その分析から作成したダッシュボードの所有者は権限が失われました。
対処方法
QuickSight 管理から、アセットの管理を開きます。次に、対象のダッシュボードにチェックを入れて共有をクリックします。
所有者として分析を利用しているユーザーまたは、グループ名を追加します。
権限追加が成功すれば以下の画面が表示されます。
分析から公開するときにグレーアウトしていた「既存のダッシュボードを置き換える」が使える状態に戻りました。
まとめ
QuickSight のダッシュボードが更新できなくなった場合、所有者権限の確認と適切な権限の付与が必要です。共同所有者として追加することで問題を解決できます。
おわりに
原因がわからずに新しいダッシュボードを公開しました。公開したあとにゆっくり切り分けていたら解決方法がわかりました。同じ問題が発生した際には、今回紹介した対処方法を参考にしてください。