【小ネタ】 IICS CDIの通知タスクでメール通知が送信されない場合の対処法

2023.03.25

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

データアナリティクス事業本部ビッグデータチームのkasamaです。
今回はIICS CDIでコマンドタスクのカスタムエラーとして、通知タスクを使用している場合にメール通知が送信されない場合の対処法について記載します。小さいネタではありますが、数時間悩んだ末に少しの設定変更によって、一瞬で解決した内容であったので、備忘録として残しておきます。

前提条件

IICS CDIのタスクフローの中で、コマンドタスクを使用し、そのカスタムエラーとして通知タスクを設定し、メール通知できるようにします。スクリプトファイル名として存在しないファイル名を指定し、メールでのエラー通知が来ることを想定しています。

実行結果

実行結果のステータスは[警告]となり、メール通知は受信できませんでした。

logファイルは想定通りのファイルが存在しないエラーでした。

2023-03-25 17:44:41.490 Preparing to execute hogehoge on ip-
2023-03-25 17:44:41.491 File hogehoge does not exist on ip-

修正

コマンドタスクのプロパティの入力フィールドからいずれかのスクリプトが失敗すると、タスクも失敗しますにチェックを入れます。

公式のコマンドタスクステップの資料を参照すると、いずれかのスクリプトが失敗すると、タスクも失敗しますにチェックをつけることで、いずれかのスクリプトが失敗した場合、コマンドタスクステップのステータスが[失敗]に設定され、タスクフローは、それ以上のスクリプトや後続のステップを実行しないようです。そして、カスタムエラー処理は、コマンドタスクのステータスが[失敗]の時に処理するので、エラーメール通知をすることになります。 先ほど通知が来なかったのは、コマンドタスクのステータスが[警告]となっていたためになります。

コマンドタスクステップ

再実行

IICSジョブはステータスが[失敗]となり、想定通りメール通知を受信できました。

最後に

簡単な設定一つでエラーメール通知の送受信が変わるので、備忘録として覚えておきたいと思いました。少しでもお役に立てたら幸いです。