【ポケットチェンジ】アメリカ出張で余った小銭を中国出張に突っ込んでみた【WeChat】
初冬の候, 師走に入り、慌ただしくなってきましたが、ますますご壮健のことと存じます、せーのです。 なんだかんだありまして、先程まで私は中国は深センにおりました。
中国、と言えば私、密かに憧れてた事がありまして、、、そう、WeChatPay(微信支付)での支払いです!
中国では今現金やクレジットカードでやり取りすることはほとんど無く、店の至る所にQRコードがありまして、みんなそれをスキャンして金額を送金するだけで支払を済ませるんですね。これは別にレストランやホテルに限ったことではなく、中国ではタクシー、コンビニから道路に店を広げている露天に至るまで、みんなQRコードがプリントされた紙が貼られているのが普通です。
Suicaのような電子マネーに近いですが、専用端末が要らない、という所がアナログとデジタル、日常生活にハイテクが浸透している感じがしてカッコいいなあ、と兼ねてから思っていた所、不意にやってきたこの中国出張でついにそれを試す時が来ました。
クレジットカードではチャージできない
WeChatPayの設定などは詳しいサイトがいくつもあるので、それを見てもらうとして、このWeChatPay、ひとつ欠点がありまして、それは「登録したクレジットカードはあくまで本人認証の為に使うので、それでチャージはできない」という所です。
いくらいいアプリでもお金が入っていなければなんの意味もありません。そこで他の方法でチャージを試みるわけですが、WeChatPayにチャージするには、中国の銀行口座が必要になってしまいます。さすがにそこまで準備するのは大変ですね。
口座から以外のチャージ方法としては
- 同じくWeChatPayを持っている人から送金(transfer)してもらう
- 送金システムを使ってチャージする
という手段があります。
送金してもらうには知り合いや現地の人に現金を渡して「このお金を私のWeChatPayに送金して」と頼むことになります。私の行った深センの人はみんな親切で、見ず知らずの私にもちゃんと送金してもらえたので結果的には良かったのですが、あくまで個人の善意なので、行くまではやってもらえるかどうか不安でした。ということで羽田空港にある「ポケットチェンジ」という機械を使ってあらかじめチャージしていくことにしました。
やってみた
羽田空港の到着口のすぐとなりに「ポケットチェンジ」はあります。
こんな感じの機械です。
日本語が選択出来るので操作も簡単です。
まずはレートを確認します。まんなかのマークがWeChatです。
交換先にWeChatを選択し
下のコインに余っていたアメリカのコインをひたすら入れていきます。
認識できなかったコインが表示されますので寄付するか、返却するかを選択します。一回認識しなくても返却してもらってもう一回入れると認識されたりします。
コインが入ったら足しておきたい紙幣などを追加で入れていきます。
全て入れ終わったら「次へ」ボタンを押すとレシートが出てきます。
レシートにQRコードがついているので、それをWeChatで読み込みます。
利用規約をOKして
しばらく待てばチャージが完了します。
以上です。簡単ですね。
注意点
WeChatは中国では非常にメジャーで、ほとんどの支払がこれだけで済んでしまいます。むしろクレジットカードが使えないパターンの方が多いです。
ただ
- 香港にもWeChatはあるが、中国とは違うものが使われているので中国のWeChatは使えない(こっちはクレジットカードが使えることが多い)
- 地下鉄の切符など現金が必要な場合もあるので手持ちの現金は多少は必要(ただ100元札はほとんど使わない。1元、5元、10元があると便利)
- ATMでクレジットカードのキャッシングが出来るが、日本のVISAが使えない銀行ATMも多いので注意
- 同じ理由でApple Payも日本のVISAカードだと使えない事が多い
なので、WeChat + 細かい現金を少しもっておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。使ってみるとこんな便利な仕組みはない、と感じます。日本にも同様の仕組みが早くできるといいですね!