同期ブロックを使う上で引っかかりやすい点をおさらいしてみた #Notion
Notionの同期ブロックは未だに扱い方が難しいと思える仕組みです。相互に編集内容が反映されますし、ページ内に同期ブロックがあることを知らないままページを複製すると同期先が意図せず増殖します。
そんな同期ブロックについて注意事項と、使い方について軽く触れてみました。
注意事項
すべての同期を一度に解除できるのはオリジナルだけです。実際の解除手続きについては公式ドキュメントに掲載されているので、そちらを参照してください。
オリジナルではない同期ブロックを編集するには、オリジナル側への編集権限が必要です。この店についても上記ドキュメントにて触れられています。
コピー側のブロックから編集する操作は余りおすすめしません。メンバーによっては権限の問題で編集できない可能性もあります。
そして、同時編集を防ぐ意味でも基本的にコピー側は読み取り専用とすべきでしょうが、問題は現時点でブロック単位でのロックが不可能であるということ。そのため、できる限り読み取り専用ページに対しての使用が無難でしょう。
なお、読み取り専用ページ上から、同期ブロックであることは読み取れません。同期ブロックは、ロック状態も含めて編集権限がない場合には同期ブロック特有の赤枠表示がなされない特徴があります。
以下の図は、上が編集可能な状態で、下は編集不可能な状態です。
編集不可能だと同期ブロックなのか区別がつかないわけですね。
同期ブロックの使い方
オリジナルとするブロックを同期ブロックに変換後コピーして、表示させたいページに貼り付けます。
同じ文章をいくつものページで表示する目的の場合は、編集用ページを一つ設けて、編集用ページ内にオリジナルを置きましょう。表示させるページを読み取り専用とした場合に同期ブロックが分かりにくくなることを防ぐためです。
複製にて追加された同期ブロックを直接オリジナルに切り替えることはできません。切り替えたい場合は、同期を切った上で、オリジナルとしたいブロックをコピーし、コピー先にしたい側のブロックは削除の上で再度貼り付けましょう。
また、コールアウト内にも追加が可能ですが、処理の都合で1行の改行を挟むようです。見栄えの問題かもしれませんが、やや縦長になることは承知しておきましょう。
複数の同期ブロック編集用オリジナルページを設けるのも手ですが、その場合はリスク軽減として用途に応じて複数ページに分けることも考えましょう。先に挙げた通り、オリジナルは切り替えられないために初期設計が重要になります。
あとがき
同期ブロックを活用すると、読み取り専用ページを間接的に編集できるのは中々便利なのですが、オリジナル側の操作を間違えると同期破綻するのは怖いところです。
他の様々なブロックを同期させた場合の挙動についてはまだまだ把握できていない面もあるので、今後も検証していきたいところです。