ハードウェア開発チームのチームビルディングをしてみた
こんにちはCX事業本部IoT事業部のさかじです。
ハードウェア開発チームのチームビルディングの最初の一歩を行いました。
メンバーは北海道・千葉・大阪と離れているため直接会って話すことがありませんでしたが、都合よく北海道と大阪メンバーが東京へ行くことになりましたので全員で集まりチームビルディングを行いました。
なぜ「チームビルディング」するのか?と言いますと。
1. いつ案件が入ったとしてもスムーズにチームとして活動できるように
2. ハードウェア開発メンバーが一同に集まったことがない
3. ハードウェア開発できるメンバーは少ないため、案件が出てきた場合今回のメンバーが対応することになる
可能であれば1日ぐらいかけて行いたいところですが、まだ案件が無いのとそれほど時間が取れなかったため、2時間程度で実施できる内容を行いました。
別の案件でハードウェアを開発していたときのふりかえりはこちらです。 ハードウェア開発チームでふりかえりしてみた
やってみた
アジェンダ
- ゴールとワークングアグリーメント
- チェックイン
- 偏愛マップ
- ドラッカー風エクササイズ
- 感想戦
ゴールとワークングアグリーメント
- ゴール
「メンバー同士のお互いを知り、お互いの期待をすり合わせる」 -
ワークングアグリーメント
「メンバーを否定しないこと」
としました。これまでも雑談を通じてお互いの話す内容で心配はしていませんでしたが、明確に伝えることで、話しやすい時間になればと思い明記しました。
チェックイン
業務に関係なしで誰でも話せる内容ということで
「好きな地方のお菓子」
としました。
ちなみに私は福島県にある「くるみゆべし」です。いろいろな地域にありますが、福島や仙台のものが美味しいなと思っています。
偏愛マップ
IoT事業部では2週間に一度、3~4名で雑談をする試みと行っています。その中のテーマで「偏愛マップ」があり、このメンバーで行ったことが無かったので実施しました。
事前にmiro上に作ってもらい、そちらを画面共有しながら実施しました。
私の偏愛マップ
他のメンバーが多趣味で忙しそう(笑)なことや、好きなものの共通点を知ることができました。
ドラッカー風エクササイズ
最初は、ハードウェア開発チームというのインセプションデッキを作ろうと思ったのですが、そもそもお互いを知らないのにチームをテーマにしても良くないかなと思い悩んでいた所、 ちょうど読んでいた本カイゼン・ジャーニーに、チームが走り始めてお互いの期待値をすり合わせるメソッドで「ドラッカー風エクササイズ」が紹介されていましたのでそちらを実施しました。
使用したスライドです。
質問の例、付箋の色を補足することで、記入しやすいようにしてみました。
結果がこちら
質問自体が自分の強みや自分にどんな期待をしているかなどでしたので、どう答えるのが適切かなやんでいるメンバーもいました。
特に「自分が大切にしている価値はなにか?」というのは、ソフト出身のわたしと、ハードを多くやってきたメンバーとでずいぶん違うなと気づきがあり、非常に勉強になりました。
例)
問「自分が大切に思う価値はなにか?」
- 私 : 手段と目的をわざと(?)間違える
- メンバーA : 余裕をもったものづくり(設計的、スケジュール的)
- メンバーB : 安全に使える製品づくり
私の場合はやり直しができることも良しとした考えですが、他のメンバーはしっかり製品を作っていこうと考えて居ることがわかりました。
一つ間違うと進め方が難しくなりそうな問題が出そうですが、ここで考えを理解することで、スムーズは運営ができそうと感じました。
参考サイト
- 初対面の人が一気に仲良くなれる「偏愛マップ」というものを試してみたら想像以上の効果があって、色んな人のを見てみたくなったお話
- 「偏愛マップ」で相手を知り、己を知る
- カイゼン・ジャーニー
- チームビルディングでドラッカー風エクササイズをやってみました
- ペパボテックブログ「ドラッカー風エクササイズ」で期待をすりあわせて安全なチームに
- The Drucker Exercise
最後に
ハードウェア開発にアジャイル開発を取り込めないかと考えていました。弊部ではスクラムを使った開発を取り入れていますので少しでも、良いメソッドを取り込んで良いチームにになれるようになりたいと思います。
弊社スクラムマスターから紹介されたページですが、戦闘機の開発がアジャイル開発というのに驚きましたが完全に諦めるのではなく可能な範囲で取り組んでいきたいと思います。
アジャイルに開発された戦闘機 SAAB社グリペンについて
宣伝になりますが、クラスメソッドではハードウェアも開発できます。IoTのPoCや少ない数の量産などご興味が有りましたらぜひお問い合わせください。