PINE A64にArmbianをインストールしてみた

2022.05.06

こんにちは、CX事業本部IoT事業部のakkyです。

現在、世界的な半導体不足の影響で、Raspberry Piが入手困難になっています。今回は、RasPiの代替として使えそうなPINE A64というSBC(Single Board Computer)にArmbianというDebianベースのディストリビューションをインストールしてみましたので、ご紹介します。

PINE A64とは

PINE64が出しているSBCで、以下のようなスペックです。

  • Allwinner A64(Cortex-A53クアッドコア) 1.152 GHz
  • 1GBまたは2GBのRAM
  • ギガビットイーサネット

https://www.pine64.org/devices/single-board-computers/pine-a64/ より

この製品は少し古く、PINE A64-LTSという後継製品が出ているようですが、DRAMの設定が異なること以外は同じSoCが載っています。Linuxを動かすのに問題ない性能です。

私は秋月電子通商でRAM 1GB版を購入しました。MMCなどは載っていないので、別途microSDカードが必要です。SDカードに相性があるという話もありますが、同じく秋月電子通商で買ったKIOXIAの16GB品が問題なく認識しました。

CPUがかなり熱くなったので、クールスタッフを張り付けました

Armbianとは

ArmbianはSBC向けのDebian/Ubuntuベースのディストリビューションです。DebianやUbuntuが公式に対応していないSBC向けのディスクイメージが配布されています。

イメージファイルは各SBC毎のページからダウンロードできます。PINE A64用は以下のURLにあります。

https://www.armbian.com/pine64/

私はサーバ用にCLI版のArmbian 22.02 Bullseye(Armbian_22.02.2_Pine64_bullseye_current_5.15.26.img.xz)ダウンロードしました。

Armbianのイメージ書き込み

イメージファイルの書き込みはmacOSで行いました。参考資料の通りに行いました。

まず、

$ diskutil list

でSDカードのパスを確認し、今回は/dev/disk4でしたので、以下のコマンドで書き込みます。

$ diskutil unmountDisk /dev/disk4
$ xzcat Armbian_22.02.2_Pine64_bullseye_current_5.15.26.img.xz | sudo dd of=/dev/rdisk4 bs=16m

書き込みが完了すると、アンマウントするか尋ねられますので、アンマウントします。

ArmbianへのSSHログイン

PINE A64にmicroSDカードを差し込み、USBから電源を供給します。パーティションのの拡大処理などが行われますので、しばらく放置した後、DHCPでアドレスが取得されますので、arp -aなどでIPアドレスを確認し、sshログインします。デフォルトユーザーはroot、パスワードは1234です。

ログインすると、rootパスワードの変更と一般ユーザーの新規作成を追加するように指示されます。

システム構成の変更は以下のコマンドで行います。

$ sudo armbian-config

私は、System→AvahiからZeroconfを有効にしました。(以下はインストール後)

Avahiを有効にすると、以下のようなコマンドで接続できるようになります。

$ ssh akky@pine64.local

おわりに

PINE A64は安価なボードですが、最新のLinuxをインストールしてしようすることができました。

次回はGPIOの操作やIoT Greengrassをインストールしてみる予定です。

参考資料

https://qiita.com/ishihamat/items/f1fb1f30327373dffac7