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Python開発環境JupyterLabをローカルマシンにインストールしてみた

2019.04.05

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こんにちは。しもじです。

今回は以前からずっと気になっていたPython開発環境、JupyterLabをインストールしてみたので、ご報告したいと思います。

JupyterLabとは?

Pythonをお使いの方で Jupyter Notebook をご利用の方もいらっしゃると思います。 起動するとwebページ中でノートを記述するようにコードを残すことができ、実行結果と合わせて1ファイルとしてシェア可能なので便利です。 Amazon SageMakerでも利用されています。

Jupyter Notebook

Jupyter Notebookを開発、提供しているProject Jupyterが次世代版Jupyter Notebookとして開発しているのがJupyterLabです。

JupyterLab

changelogによると、現在v1.0.0へのリリースに向けて作業が進んでいるようです。またAmazon SageMakerでも使用可能になっています。

Amazon SageMakerのノートブックでJupyterLabが正式に使えるようになりました!

今回は公式ドキュメントに添ってJupyterLabをローカルマシン(mac)にインストールし、機能拡張も導入して使用感をお伝えします。

インストールしてみる

環境

  • OS: macOS Mojave (10.14.3)
  • Homebrew導入済み
  • Pythonのバージョン: 3.7.2

インストール

pipコマンドでインストール可能です。

$ pip install jupyterlab

今回は試しませんでしたがcondaでもインストール可能なようです。

1分ほど待つと問題なくインストールが終わりました。

ちょっと使ってみる

ターミナル上で以下のコマンドで起動します。

$ jupyter lab

起動するとブラウザが立ち上がります。webページの中はIDEといった雰囲気です。

新規のNotebook(Python3)を作成してみました。Jupyter Notebookと変わらない使用感です。

ファイルの互換性は維持されているようで、このNotebook(.ipynbファイル)はJupyter Notebookでも問題なく開くことができました。

もうちょっと使ってみる: 拡張機能導入

Jupyter Notebookには機能拡張がありましたが、JupyterLabにもあります。

jupyterlab-extension

今回はjupyterlab-drawioという機能拡張をインストールしてみました。

一旦JupyterLabを終了します。拡張機能はnode.jsをベースとしているので、まずはHomebrew経由でnode.jsをインストールします。

$ brew install node

そしてjupyterlab-drawioをインストール。

$ jupyter labextension install jupyterlab-drawio

インストール終了後に再びJupyterLabすると、Launcherにボタンが増えてる!

クリックしてみると、ドロー機能でおえかきできるように!

おわりに

コード記述のノートブックとファイルブラウザが1画面に収まったUIは使いやすく、機能拡張には可能性を感じました。v1.0.0のリリースが楽しみです。

参考リンク

公式ドキュメント