M1 MacBook に AWS CLI v2 をインストール(v1 から移行)する

M1 MacBook に AWS CLI v2 をインストール(v1 から移行)する

Clock Icon2023.10.13

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こんにちは、CX 事業本部 Delivery 部の若槻です。

今回は、M1 MacBook に AWS CLI v2 コマンドをインストール(v1 から移行)する方法を確認してみました。

環境

$ sw_vers
ProductName:		macOS
ProductVersion:		13.6
BuildVersion:		22G120

手順

v2 インストール前の確認

バージョン

aws --version コマンドを実行して、で現在の AWS CLI のバージョンを確認します。

$ aws --version
aws-cli/1.29.16 Python/3.10.12 Darwin/22.6.0 botocore/1.31.16

command not found であれば v1 は未導入なので、「v2 をインストール」手順に進みます。

(必要に応じて)v1 のアンインストール

v1 がインストールされている場合は、v1 と v2 を共存させたい場合を除き、v1 をアンインストールしましょう。

v1 の PATH 確認

which aws コマンドを実行します。AWS CLI が導入済みであれば、v1 コマンドの PATH が表示されます。

which aws

私の環境では /Users/wakatsuki.ryuta/Library/Python/3.10/bin/aws でした。

v1 の削除

sudo rm コマンドで先ほど確認した PATH を指定して v1 を削除します。

sudo rm <v1のPATH>

また次の手順にある通り、usr/local/aws および /usr/local/bin/aws にインストールされている場合もあるので、それらも削除します。

削除後に、aws コマンドが存在しなくなったことを確認します。

$ aws --version
zsh: command not found: aws

v2 をインストール

下記ドキュメントの macOS の項目を参考に v2 をインストールします。方法はインストーラー(pkg)とコマンドライン(curl)の 2 通りあります。

今回はインストーラーを使用しました。

pkg ファイルをドキュメント記載の URL からダウンロードします。ダウンロードしたファイルを実行したら次のようなウィザードが開始されるので進めていきます。

ウィザードではインストール先の指定ができます。既定は local ですが必要に応じて変更してください。

インストールが完了しました。

v2 の PATH の指定

v2 のコマンドを PATH に追加します。インストール先として local を選択した場合は /usr/local/bin にインストールされます。~/.zshrc~/.bashrc ファイルなどでエクスポートの記述がされていない場合は下記のように記述します。

export PATH=$PATH:/usr/local/bin

また、v1 の PATH をエクスポートする記述が残っている場合は忘れずに削除します。

v2 インストール後の確認

バージョン

aws-cli/2.XX.XX となっていることを確認します。

$ aws --version
aws-cli/2.13.25 Python/3.11.5 Darwin/22.6.0 exe/x86_64 prompt/off

PATH

v2 コマンドの PATH となっていることを確認します。

$ which aws
/usr/local/bin/aws

その他:Homebrew は非公式だよ

AWS CLI v2 は Homebrew でもインストールできますが、AWS 公式では提供されていない非公式のものです。よほどの理由が無ければ公式のインストーラーを使用することをおすすめします。

おわりに

M1 MacBook に AWS CLI v2 をインストール(v1 から移行)する方法を確認してみました。

このタイミングでなぜ v2 のインストール手順をネタにしたかと言うと、会社支給の MacBook で v2 を使っていたつもりが、Mac を更新してからずっと v1 を使っていたらしいことに最近気が付いて愕然としたためです。皆さんも念のためお使いのバージョンを確認しておきましょう。そして万が一 v1 が使われていた場合は、この記事を参考に v2 に移行してしまいましょう。

以上

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