BetterTouchTool を使ってウィジェットライクなインスタントカレンダーを実現する

BetterTouchTool を使ってウィジェットライクなインスタントカレンダーを実現する

BetterTouchTool を使って複数月分のカレンダーを一時的に表示する方法を紹介します。
Clock Icon2021.11.16

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

仕事で予定を入れる時に前後の1〜2ヶ月くらいの範囲のカレンダーを見たいと思うことが多いです。 以前の macOS だと Dashboard のカレンダーアプリで複数月分のカレンダーを表示できたので、それを重宝していました。 が、Dashboard は macOS の Catalina で廃止されてしまい、使えなくなってしまいました。

ふと、macOS の入力I/Fのカスタマイズツールである BetterTouchTool を見ていると、登録したURLへのショートカットを登録でき、トラックパッド操作からそのURLのコンテンツを表示できることを知りました。 この機能を活用すれば Dashboard で実現していた複数月を表示するカレンダーを実現できるのでは?と考えて、実現できたのでここで紹介します。

設定手順

1. カレンダー表示用 html ファイルの取得

カレンダーは html ( Javascript )で表示します。表示用カレンダーの html ファイル群は gist に登録しておきました1。 gist の右上の「Download ZIP」ボタンから、ZIP ファイルをダウンロードして、適当な場所に解凍してください。

2. BetterTouchTool のトリガーを作成

BetterTouchTool の設定画面を表示します。 トラックパッドから起動したいので、上部が「トラックパッド」になっていることを確認します。 「すべてのアプリ」に対してトリガーを作成します。

3. トラックパッドジェスチャーの設定

カンレダーを表示するためのトリガー操作のトラックパッドジェスチャーを設定します。 私は「左下隅をクリック」を指定しています。

4. トリガーに対するアクションの設定

トリガーに対するアクションには「Utility actions」>「フローティングWebビューを表示」 を選択します。

「Name」には適当な名前を設定します。 私は「Calendar」で登録しました。

「HTML/Content」タブ

解凍したファイル内の index.html ファイルへのパスを指定します。 私は「~/bin/calendar/index.html」に配置したので、そのパスを指定します。

「構成」タブ

下記数値を入力します。

  • 幅:1150
  • 高さ:350

下記項目にチェックを入れます。

  • マウスでモニターの中央に配置
  • 白い背景を使用
  • 外側をクリックすると閉じる

設定は以上です。

動作確認

トラックパッドの左下をクリックすると画面中央にカレンダーが表示されます。 「次の月」ボタンを押せば1ヶ月先に進み、「前の月」ボタンを押せば1ヶ月戻ります。 カレンダーの外側をクリックするとカレンダーは消えます。


  1. このカレンダーの html ファイル群は Codepen にアップロードされていた JavaScript Calendar 5 を元に変更しました。 

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