【海外出張のお供に!】瞬間翻訳ガジェット「ili(イリー)」を使ってみた

【海外出張のお供に!】瞬間翻訳ガジェット「ili(イリー)」を使ってみた

Clock Icon2018.01.18

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はじめに

クラスメソッドはAWSに関するプロフェッショナルサービスを主たる事業としているため、AWSの世界最大のイベント「AWS re:Invent」には非常に力を入れており、昨年開催されたAWS re:Invent 2017は34人のメンバーが現地ラスベガスにて参加しました。この34人全てが英会話ペラペラかと言うとそんなこともなく、みんな日々学習をしながら英語にチャレンジしている状況です。また、カナダ・バンクーバーとドイツ・ベルリンと2箇所の海外オフィスがあり、社内でも英語のコミュニケーションが必要になることがだんだん増えてきています。そんなわけで、現在弊社内では英語学習が非常に盛り上がっています。

また、市場においても、AWSが機械翻訳サービスAmazon Translateをリリースしたり、ソースネクストがSORACOM SIM内蔵の翻訳ガジェット「POCKETALK」を出したりと、翻訳という市場自体がとても盛り上がってきています。

さて、僕自身も年に数回の海外出張があるため、日々英語学習に時間を費やしてはいるのですが、なかなか上達しません。ここは機械のお世話になってみよう!ということで、今回は瞬間翻訳ガジェット「ili(イリー)」を購入したのでレポートします。

レポート

iliとは

瞬間翻訳を行ってくれるガジェットです。特徴として対応言語を絞ることでインターネット接続が不要となっています。オフラインで翻訳するので翻訳速度が早く(0.2sec)、また通信に必要な機能が無い分軽量(42g)です。翻訳精度は旅行会話に特化しており、長文やビジネス会話は苦手とされています。

上記のPOCKETALKは50言語の双方向翻訳が出来ますが、これはSIMによってインターネットと通信し翻訳処理を行っているためです。iliはインターネット通信が不要である代わりに、日本語から英語・中国語・韓国語の3つの言語への単方向翻訳しか出来ません。iliの設計指針として、「自分が伝えたいことを伝える」ことに特化しているためです。僕の場合だと、自分が話しかけるときにとっさに言葉が出ないことを補ってくれれば、相手の言っていることはなんとなくわかるので、単方向で充分だと判断しました。インターネット接続が無い環境でも使えるのも、逆に安心だと考えています。

開封の儀

外箱はiliの写真が大写しになっています。

箱の厚みはこんな感じ。

背面には0.2秒で素早く翻訳、インターネット通信不要、旅行会話に特化、の3つのキーワードが記されています。

内容物にはクイックスタートガイド、ユーザーハンドブック、本体、USBケーブル。

USBケーブルの裏にネックストラップが入っていました。

ili本体はiPhone SEと同じくらいの縦幅。

厚さはiPhone SEよりちょっと厚いくらいです。横にある穴がマイクロUSBで、充電やPCとの通信を行います。

ボタンは3つ。正面のメインボタンと、右側面上にあるのが電源ボタン、下にあるのがサイドボタン。

ソフトウェアアップデート

使い始める前に、最新のソフトウェアにアップデートします。

アプリダウンロードページにアスセスし、環境に合わせて最新のzipファイルをダウンロードします。

zipファイルを解凍するとili.appというアプリケーションがあります。iliをUSBケーブルでPCに接続し、ili.appを実行します。ソフトウェアの更新がある場合は以下のように表示されるので、[更新]ボタンをクリックします。

[OK]ボタンをクリック。

15分ほど時間がかかります。更新が完了すると以下のように表示されます。

最新バージョンだと表示されました。

使ってみる

使い方は超シンプルです。

  1. 電源ボタンを押すと電源が入り、LEDが白く光ります。
  2. メインボタンを押しながら喋り、話すと翻訳してくれます。
  3. サイドボタンを押すと、翻訳元の言葉(こちらが話した内容)を再生してくれます。誤認識はこれで確認できます。
  4. メインボタンをポチっと押すと、翻訳内容を再度再生します。

また、サイドボタンを長押しすることで、翻訳言語を切り替えられます。英語→中国語→韓国語の順番です。

何度か試したところ、やはり旅行会話に特化しているようで、技術用語(例えばLambdaとかECSとかのサービス名)を混ぜると一気に認識精度が落ちます。しかし一般的な会話であればほぼほぼ問題なく認識してくれます。発音をはっきりさせて話しかけるのがコツのようです。

さいごに

基本的なところは大丈夫なんだけど咄嗟に言葉が出てこない、といったシーンでは活躍してくれそうです。

しばらく持ち歩いていますので、使ってみたい方は僕にお声がけ下さい:-)

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