IntellijのPluginでChatGPTを使って開発効率を上げる
はじめに
データアナリティクス事業本部のkobayashiです。
ChatGPTが盛り上がっているので自分もブログを書こうかと思いネタを探していたのですが、普段の開発に活かせるネタは無いかと探していたところIntellijのPluginで良さそうなものがあったので使ってみました。
ChatGPT(Intellij Plugin)とは
IntellijのPluginをMarketplaceで探すといくつかPluginが見つかるのですが、一番評価が良く自分でも使ってみて一番しっくりきたのが以下のPluginになります。
今回はこのプラグインの基本設定とおすすめの設定を行った後におすすめの使い方をまとめたいと思います。
ChatGPT(Intellij Plugin)の設定を行う
はじめにChatGPT(Intellij Plugin)を使うためにはAPI Keyが必要になるのでOpenAIアカウント作成後、APIキーの発行をしてから作業を進めます。
IntellijにChatGPT(Intellij Plugin)をインストールするとツールメニューにChatGPTのタブが表示されるので押下してChatGPT(Intellij Plugin)のウィンドウを開きます。右上に設定ボタンがあるのでこれクリックします。
Intellijの設定画面が開くのでChatGPT > GTP 3.5 Turbo
を開きAPI KeyにOpenAIのアカウント画面から取得したAPI Keyを入力しModel SettingsにてModelでgpt-3.5-turbo
を選択します。また会話の前提情報を保持した状態で使用したほうがより正確な答えが帰ってくるのでEnable context supoprt
にチェックを入れます。ただしコンテキストサポートを有効にするとトークンの消費量が増えるのでその点は注意が必要です。
続けてIntellijの設定画面のChatGPT > Custom Actions
で独自の質問を作成しておきます。
ここでは以下の意図で3つの質問を追加しました。
- Create docstring
- Pythonでdocstringを作成する
- Explain the process
- 処理内容を説明する
- Remove modules not used
- 必要の無いモジュールを削除する
これで設定は終わったので実際に開発場面で使ってみたいと思います。
PythonのコードでChatGPT(Intellij Plugin)を使ってみる
では実際にPythonを開発している中でChatGPT(Intellij Plugin)を使ってみたいと思います。
はじめにChatGPT(Intellij Plugin)のウィンドウを開いておきます。回答を日本語でしてもらいたいのでここからは日本語で返答して
と入力しsendします。これにより以降の答えは日本語で返ってくるようになります。
ChatGPTに投げたいコードを選択して右クリックをするとChatGPT(Intellij Plugin)に投げる質問が出てくるのでまずはFind Bug
を選択するとバグとなりうる部分を解説してくれます。
次にCustom Actionsで追加した質問を使ってみます。
- Create docstring(Pythonでdocstringを作成する)
- Explain the process(処理内容を説明する)
- Remove modules not used(必要の無いモジュールを削除する)
いずれもおおよそ要点は掴めているのであとはChatGPT(Intellij Plugin)からの返答を元に修正すれば十分使えるものだと感じました。
まとめ
IntellijでChatGPT 3.5を使って開発効率を上げるChatGPT(Intellij Plugin)を使ってみました。書いたコードの整形やドキュメント作成のサポートツールとして十分使えるものではないかと感じました。積極的に使ってみたいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。