【新機能】複数のインスタンスのタグを一発で書き換える[Tag Editor]と共通タグをコレクション化する[Resource Groups]
こんにちは。大掃除が一向に終わる気配を見せないせーのです。 クラスメソッド年末のお祭り「re:Growth 2014」も東京、札幌共に大盛況に終わりました。東京は特に大雨の中来てくださったお客様には大いに感謝しております。ありがとうございました。 イベントの内容についてはこちらに順次スピーカーの皆様のフォローアップ記事がリンクされてくる予定ですのでお楽しみに。
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さて、今日は小ネタながらもちょっと使いやすくなったタグのお話です。
Tag Editor
さて、昨日よりAWSに「Tag Editor」という新機能が追加されました。Tagの編集画面なら昔から付いてましたが、、、どういうことでしょう。 実はこちらは「複数のリソースに共通のタグを付ける」ための機能です。 タグ付けをやったことがある方なら共感すると思いますが、今までは一つ一つのインスタンスを選択してTagのタブを押してEditボタンを押して、、、ととにかくめんどくさかったこの作業。CloudFormationで一気にタグ付けを行うと安心なのですが、それでもEBS等CloudFormationのテンプレートではタグ付けが出来ないリソースもあったりして、それが数十台になったり、途中でインスタンスが追加されたり再作成されたりするとついつい忘れてしまいます。Tag Editorを使えばそれらの作業が一気に解決する、というとてもお得感満載な便利機能なんです。
やってみた
ではサクッとやってみましょう。今たまたま聴いていた作業中BGMからいたずらにEC2を7つほど立ててみます。
Tag Editorはマネージメントコンソール左上、AWSメニューに常時設置されています。こちらをクリックします。
表示されるFind resources to tag画面は非常に直感的なUIで好感度高いです。また各項目にフォーカスを当てると選択対象がポップアップされるので、ほとんど何も考えずに選択していけばOKです。 まずはRegion。複数選択も可能ですのでリージョンをまたいだプロジェクトなどにも対応できます。
同様にResouce Typesも複数選択が可能です。ただ私の環境(iMac)ではリソースを一つ選択すると選択対象が一番上に戻ってしまってちょっとめんどくさかったです。他の環境では違うのでしょうか。
Tagsは何も選択しなければ全選択となります。既に既存環境があり、フィルタリングしたい場合はここにkeyとvalueを指定します。
検索条件を埋めたらFind resourcesボタンをクリック。
対象となるインスタンス、リソース、RDSなどが一斉に表示されます。こういう横断的な検索機能は本当に助かります!
編集に使えるボタンは[Edit tags for selected]と[Create a new tag key]の2つ。Edit tags for selectedは字のごとく左側のチェックボックスで選択されたリソースに対する一斉書き換えや追加、削除などの機能となります。
Valueのところにある[Multiple values]とは選択されたリソースによって値が違う場合に表示されます。ここをマウスオーバーすると内容が確認できます。
非常にわかりやすいUIなので恐らく使えばすぐに分かるのではないかと思います。続いてはCreate a new tag keyです。こちらもそのまま、新しいTagのkeyを作るものです。押してみるとこんなポップアップがでます。
このボックスに新たに加えたいタグのキーを入力すると先ほどの検索画面に入力したキーの入力欄が新たに表示されています。横の+ボタンを押してタグのvalueを入れていきましょう。
どうでしょうか。とても簡単ですね。
Resource Groups
次にもう一つの機能「Resource Groups」を見ていきます。こちらは「同じタグで括られた複数のリソースをまとめて一覧で表示する機能」となります。 Tag Editorであった横断的な検索機能をテンプレート化して表示しているような感じですね。イメージとしてはiTunesのスマートプレイリストが近いでしょうか。
やってみた
ではこちらもサクサクと見て行きましょう。Tag Editor同様マネージメントコンソール左上のAWSボタンから[Create a resource group]をクリックします。 出てきた画面にリソースグループ名を決めて入力し、対象となるタグ名、リージョン、対象リソースを選択します。ちなみにTag Editorの時にはあった「Subnets」がここの検索対象からは消えていました。そのうち追加されるのでしょうか。
[Preview]ボタンを押すと検索結果が画面下部に表示されます。左側の[Go]リンクで詳細も確認できます。問題がなければ[Save]ボタンで保存します。
保存したresource groupは先程のAWSメニューの下に表示されます。当然ですが同じタグのインスタンスリソースが増えた場合は自動で追加されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。機能としてはインパクトには欠けるもののかゆいところに手が届く、非常にこれから使う頻度が増えそうな機能ですね。 それではI love you, SAYONARA.