FSx for NetApp ONTAP に Windows Server で iSCSI 接続し、バックアップからボリュームをリストアしてみた

FSx for NetApp ONTAP に Windows Server で iSCSI 接続し、バックアップからボリュームをリストアしてみた

Clock Icon2024.01.07

コーヒーが好きな emi です。

FSx for NetApp ONTAP に Windows Server で iSCSI 接続し、バックアップからボリュームをリストアしてみました。

構成図

Systems Manager フリートマネージャーで Windows Server 2019 に接続します。
FSx for NetApp ONTAP (以降、FSxN と記載)にはボリュームを二つ作成します。ボリューム名は「fsxn_vol1」「fsxn_vol2」としました。

Windows Server 2019 に iSCSI マウントして「fsxn_vol1」は D ドライブ、「fsxn_vol2」は E ドライブとして見えるよう設定しておきます。

上記構成で構築するまでの手順は以下のブログを参考にしてください。

ボリュームの手動バックアップ取得

FSxN ボリュームのバックアップは毎日自動で取得することができますが、ユーザーが手動で取得することもできます。今回は手動でバックアップを取得します。

バックアップを取得する前のボリュームにはテスト用にいくつかフォルダーやテキストファイルを作成しておきます。
D ドライブ、E ドライブそれぞれ以下のようにテストデータを作成しました。

FSx コンソール画面でボリューム画面を開きます。バックアップを取得したいボリューム「fsxn_vol1」を選択し、アクションから「バックアップを作成」をクリックします。

作成するバックアップ名を入力します。今回は「fsxn_vol1_bk_202310040515」としました。バックアップ名を入力したら「バックアップを作成」をクリックします。

FSx コンソールのバックアップ画面を確認すると、3 分程度でバックアップのステータスが「利用可能」になりました。
今回のように手動で作成したバックアップはタイプが「ユーザー起動」となっています。

同様に、ボリューム「fsxn_vol2」のバックアップも取得します。

ボリュームのバックアップが取得できたら、テストデータを改変します。今回はテストデータを全部削除しました。

バックアップから新しいボリュームを作成

FSx コンソールのバックアップ画面で、リストア対象のバックアップ(今回は「fsxn_vol1_bk_202310040515」)の詳細画面を開きます。
[アクション] - [バックアップを復元] をクリックします。

ボリューム名とジャンクションパスを元のボリュームから変更します。ボリューム名は「fsxn_vol1_restore」ジャンクションパスは「/vol1_restore」としました。その他の項目は既存ボリュームと同じまま、最後に「確認」をクリックします。

FSx コンソールのボリューム画面を見ると、リストアによって新しいボリュームが作成中になっているのが確認できます。

データ量が少ないせいか 1 分程度で新しいボリュームが作成されました。
同様に、「fsxn_vol2」のバックアップからもリストアをおこないます。

「fsxn_vol2」のバックアップからも新しいボリュームが作成できました。

バックアップから作成した新しいボリュームを Windows Server にマウント

以下手順でバックアップから復元したボリュームを Windows Server にマウントします。

  1. FSxN:LUN を確認
  2. FSxN:イニシエーターグループへ LUN のマッピング
  3. FSxN:iSCSI IP アドレスの取得
  4. Windows Server:LUN をマウント
  5. Windows Server:ディスクをオンラインにする

FSxN で ONTAP CLI コマンドを実行する必要がありますので、FSxN ファイスシステムに管理用エンドポイントから SSH 接続しておいてください。
Windows Server から SSH クライアントで SSH 接続する場合は以下のブログも参考にしてください。

FSxN:LUN を確認

ボリューム内の LUN は作成済み状態で復元されるため、作成不要です。lun show コマンドで、作成済みの LUN の状態を確認できます。
以下のように、バックアップから作成したボリュームに LUN が存在し、オンラインになっているのが分かります。

FsxId003039c51be2092f8::> lun show
Vserver   Path                            State   Mapped   Type        Size
--------- ------------------------------- ------- -------- -------- --------
sample-fsxn-svm
          /vol/fsxn_vol1/emiki_test_fsxn_lun1
                                          online  mapped   windows_2008  1GB
sample-fsxn-svm
          /vol/fsxn_vol1_restore/emiki_test_fsxn_lun1
                                          online  unmapped windows_2008  1GB
sample-fsxn-svm
          /vol/fsxn_vol2/emiki_test_fsxn_lun2
                                          online  mapped   windows_2008
                                                                       150GB
sample-fsxn-svm
          /vol/fsxn_vol2_restore/emiki_test_fsxn_lun2
                                          online  unmapped windows_2008
                                                                       150GB
4 entries were displayed.

FsxId003039c51be2092f8::>

バックアップしたボリュームはあらかじめカスタムスナップショットポリシーが設定されており、定期的にスナップショットを取得するようになっていました。
カスタムスナップショットポリシー設定が復元されているかも確認してみましょう。

実行コマンド

volume show -volume fsxn_vol1_restore -fields snapshot-policy
volume show -volume fsxn_vol2_restore -fields snapshot-policy

実行結果

FsxId003039c51be2092f8::> volume show -volume fsxn_vol1_restore -fields snapshot-policy
vserver         volume            snapshot-policy                               
--------------- ----------------- ------------------------------------------------
sample-fsxn-svm fsxn_vol1_restore emiki_snapshot_policy_30_per_minute_and_5_hourly

FsxId003039c51be2092f8::> volume show -volume fsxn_vol2_restore -fields snapshot-policy
vserver         volume            snapshot-policy                               
--------------- ----------------- ------------------------------------------------
sample-fsxn-svm fsxn_vol2_restore emiki_snapshot_policy_30_per_minute_and_5_hourly

FsxId003039c51be2092f8::>

カスタムスナップショットポリシーが設定されているのが分かります。

スナップショットは保存されているか確認します。

実行コマンド

volume snapshot show -volume fsxn_vol1_restore
volume snapshot show -volume fsxn_vol2_restore

実行結果

FsxId003039c51be2092f8::> volume snapshot show -volume fsxn_vol1_restore
                                                                 ---Blocks---
Vserver  Volume   Snapshot                                  Size Total% Used%
-------- -------- ------------------------------------- -------- ------ -----
sample-fsxn-svm
         fsxn_vol1_restore
                  backup-00a441feade677e55                 172KB     0%    3%
                  emiki_hourly.2023-10-03_2105             240KB     0%    4%
                  emiki_10min.2023-10-03_2110              140KB     0%    2%
                  emiki_10min.2023-10-03_2120              152KB     0%    3%
                  emiki_10min.2023-10-03_2130              140KB     0%    2%
                  emiki_10min.2023-10-03_2140              440KB     0%    7%
                  emiki_10min.2023-10-03_2150              136KB     0%    2%
7 entries were displayed.

FsxId003039c51be2092f8::> volume snapshot show -volume fsxn_vol2_restore
                                                                 ---Blocks---
Vserver  Volume   Snapshot                                  Size Total% Used%
-------- -------- ------------------------------------- -------- ------ -----
sample-fsxn-svm
         fsxn_vol2_restore
                  backup-0318053e3a6965162                 168KB     0%    0%
                  emiki_hourly.2023-10-03_2105             164KB     0%    0%
                  emiki_10min.2023-10-03_2110              148KB     0%    0%
                  emiki_10min.2023-10-03_2120              148KB     0%    0%
                  emiki_10min.2023-10-03_2130              148KB     0%    0%
                  emiki_10min.2023-10-03_2140              208KB     0%    0%
                  emiki_10min.2023-10-03_2150              144KB     0%    0%
7 entries were displayed.

FsxId003039c51be2092f8::>

どうやらバックアップからボリュームを復元した後からのスナップショットのみ取得されているようで、古いスナップショットは保持されていないようです。

バックアップによって取得される Snapshot は 2 つまでしか保持できないという制約があり、AWS 公式ドキュメントにも、バックアップにより Snapshot が正常に作成されると、以前の Snapshot を削除するというような記載があります。
詳細は [Amazon FSx for NetApp ONTAP] ボリュームの定期バックアップとSnapshot policyはどちらも設定しよう | DevelopersIO - バックアップによって取得されるSnapshotは2つまでしか保持できない をご参照ください。

FSxN:イニシエーターグループへ LUN のマッピング

既存のイニシエーターグループへ、復元したボリューム内 LUN のマッピングをおこないます。

コマンド構文

lun mapping create -vserver svm_name -path /vol/vol_name/lun_name -igroup igroup_name -lun-id lun_id

実行コマンド

lun mapping create -vserver sample-fsxn-svm -path /vol/fsxn_vol1_restore/emiki_test_fsxn_lun1 -igroup emiki_test_fsxn_igroup -lun-id 03
lun mapping create -vserver sample-fsxn-svm -path /vol/fsxn_vol2_restore/emiki_test_fsxn_lun2 -igroup emiki_test_fsxn_igroup -lun-id 04

実行結果

FsxId003039c51be2092f8::> lun mapping create -vserver sample-fsxn-svm -path /vol/fsxn_vol1_restore/emiki_test_fsxn_lun1 -igroup emiki_test_fsxn_igroup -lun-id 03

FsxId003039c51be2092f8::> lun mapping create -vserver sample-fsxn-svm -path /vol/fsxn_vol2_restore/emiki_test_fsxn_lun2 -igroup emiki_test_fsxn_igroup -lun-id 04

FsxId003039c51be2092f8::>

次のコマンドで LUN がマッピングされていることを確認します。

コマンド構文

lun show -path /vol/vol_name/lun_name 

実行コマンド

lun show -path /vol/fsxn_vol1_restore/emiki_test_fsxn_lun1 
lun show -path /vol/fsxn_vol2_restore/emiki_test_fsxn_lun2 

実行結果

FsxId003039c51be2092f8::> lun show -path /vol/fsxn_vol1_restore/emiki_test_fsxn_lun1
Vserver   Path                            State   Mapped   Type        Size
--------- ------------------------------- ------- -------- -------- --------
sample-fsxn-svm
          /vol/fsxn_vol1_restore/emiki_test_fsxn_lun1
                                          online  mapped   windows_2008  1GB

FsxId003039c51be2092f8::> lun show -path /vol/fsxn_vol2_restore/emiki_test_fsxn_lun2
Vserver   Path                            State   Mapped   Type        Size
--------- ------------------------------- ------- -------- -------- --------
sample-fsxn-svm
          /vol/fsxn_vol2_restore/emiki_test_fsxn_lun2
                                          online  mapped   windows_2008
                                                                       150GB

FsxId003039c51be2092f8::>

FSxN:iSCSI IP アドレスの取得

iSCSI マウント用 IP アドレスを確認します。FSx コンソールからも確認できますが、以下のように ONTAP CLI コマンドで確認してみます。

実行コマンド

network interface show -vserver sample-fsxn-svm

実行結果

FsxId003039c51be2092f8::> network interface show -vserver sample-fsxn-svm
            Logical    Status     Network            Current       Current Is
Vserver     Interface  Admin/Oper Address/Mask       Node          Port    Home
----------- ---------- ---------- ------------------ ------------- ------- ----
sample-fsxn-svm
            iscsi_1      up/up    10.0.2.149/24      FsxId003039c51be2092f8-01
                                                                   e0e     true
            iscsi_2      up/up    10.0.3.32/24       FsxId003039c51be2092f8-02
                                                                   e0e     true
            nfs_smb_management_1
                         up/up    10.0.4.5/28        FsxId003039c51be2092f8-01
                                                                   e0e     true
3 entries were displayed.

FsxId003039c51be2092f8::>

Windows Server:LUN をマウント

以下の PowerShell スクリプトを Windows Server 上で実行し、新しいボリュームの LUN をマウントします。最初に「fsxn_vol1」「fsxn_vol2」を iSCSI マウントした際に使ったスクリプトの流用で OK です。

#iSCSI IP addresses for Preferred and Standby subnets 
$TargetPortalAddresses = @("iscsi_1","iscsi_2") 
                                    
#iSCSI Initator IP Address (Local node IP address) 
$LocaliSCSIAddress = "ec2_ip" 
                                    
#Connect to FSx for NetApp ONTAP file system 
Foreach ($TargetPortalAddress in $TargetPortalAddresses) { 
New-IscsiTargetPortal -TargetPortalAddress $TargetPortalAddress -TargetPortalPortNumber 3260 -InitiatorPortalAddress $LocaliSCSIAddress 
} 
                                    
#Add MPIO support for iSCSI 
New-MSDSMSupportedHW -VendorId MSFT2005 -ProductId iSCSIBusType_0x9 
                                    
#Establish iSCSI connection 
1..8 | %{Foreach($TargetPortalAddress in $TargetPortalAddresses)
{Get-IscsiTarget | Connect-IscsiTarget -IsMultipathEnabled $true -TargetPortalAddress $TargetPortalAddress -InitiatorPortalAddress $LocaliSCSIAddress -IsPersistent $true}}
                                    
#Set the MPIO Policy to Round Robin 
Set-MSDSMGlobalDefaultLoadBalancePolicy -Policy RR 

上記スクリプトで、以下のように値を置き換えてください。

  • iscsi_1(前の手順で取得した iSCSI IP①):今回は 10.0.2.149
  • iscsi_2(前の手順で取得した iSCSI IP②):今回は 10.0.3.32
  • ec2_ip(マウントする Windows Server のプライベート IP):今回は 10.0.2.81

ps1 ファイルを実行します。

.\iSCSI_mount.ps1
実行結果(クリックで展開)
PS C:\work> .\iSCSI_mount.ps1


InitiatorInstanceName  : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorPortalAddress : 10.0.2.81
IsDataDigest           : False
IsHeaderDigest         : False
TargetPortalAddress    : 10.0.2.149
TargetPortalPortNumber : 3260
PSComputerName         :

InitiatorInstanceName  : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorPortalAddress : 10.0.2.81
IsDataDigest           : False
IsHeaderDigest         : False
TargetPortalAddress    : 10.0.3.32
TargetPortalPortNumber : 3260
PSComputerName         :

ProductId      : iSCSIBusType_0x9
VendorId       : MSFT2005
PSComputerName :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 400001370000
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000015
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0900
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 400001370004
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000016
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0900
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 400001370008
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000017
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0a00
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 40000137000c
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000018
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0a00
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 400001370010
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000019
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0b00
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 400001370014
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
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IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
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IsDiscovered            : True
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TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
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TargetSideIdentifier    : 0e00
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
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InitiatorSideIdentifier : 400001370026
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000020
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0e00
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 400001370028
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000021
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0f00
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 40000137002a
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000022
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 0f00
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 40000137002c
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000023
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 1000
PSComputerName          :

AuthenticationType      : NONE
InitiatorInstanceName   : ROOT\ISCSIPRT\0000_0
InitiatorNodeAddress    : iqn.1991-05.com.microsoft:ec2amaz-l5pi7c1
InitiatorPortalAddress  : 10.0.2.81
InitiatorSideIdentifier : 40000137002e
IsConnected             : True
IsDataDigest            : False
IsDiscovered            : True
IsHeaderDigest          : False
IsPersistent            : True
NumberOfConnections     : 1
SessionIdentifier       : ffffba82d34a2010-4000013700000024
TargetNodeAddress       : iqn.1992-08.com.netapp:sn.3dee3eb961ac11ee91cc15
                          579086ca61:vs.3
TargetSideIdentifier    : 1000
PSComputerName          :



PS C:\work>

Windows Server:ディスクをオンラインにする

iSCSI マウントが成功すると、[コンピューターの管理] - [記憶域] - [ディスクの管理] から新しいボリュームがディスクとして認識されているのが確認できます。今回は以下画像のように「ディスク3」「ディスク4」としてオフライン状態で見えています。

「オフライン」と書いてある枠の中で右クリックし「オンライン」をクリックします。

F ドライブ、G ドライブとしてオンライン状態になりました。

エクスプローラーを見てみると、F ドライブ、G ドライブが表示されています。

F ドライブ、G ドライブを開いてみると、テストデータが保持されています。ボリュームが無事リストアできました。

この後 F ドライブ、G ドライブで問題なく業務が再開できるか確認し、問題なければ古いボリュームをアンマウントして、古いボリュームを削除します。
古いボリュームのアンマウントについては以下のブログを参考にしてください。

ボリューム容量が足りないとバックアップが取得できない

実は E ドライブに相当する「fsxn_vol2」の手動バックアップを作成しようとした際、ボリュームサイズが足りず一度失敗しました。

この事象の詳細は以下ブログを参照ください。

既存のボリュームを上書きリストアすることはできない

FSxN のボリュームをバックアップからリストアする場合、既存のボリュームを上書きでリストアすることはできません。別名・別ジャンクションパス名のボリュームを新規で作成する形になります。

同じボリューム名でリストアしようとすると、以下のようにエラーになります。

fsxn_vol1 is already the name of a volume associated with svm-029ecacb61cb62f9e
(日本語訳)fsxn_vol1 はすでに svm-029ecacb61cb62f9e に関連付けられているボリューム名です。

同じジャンクションパス名でリストアしようとすると、以下のようにエラーになります。

/vol1 is already a junction path on a volume associated with the same storage virtual machine.
(日本語訳)/vol1 は、同じストレージ仮想マシンに関連付けられているボリューム上のジャンクションパスです。

リストアしたボリュームのデータは一度プライマリストレージ(SSD)に書き込まれることに注意

上記で記載した通り、ボリュームのリストアでは新しいボリュームを新規で作成します。リストアしたボリュームのデータは一度プライマリストレージ(SSD)に書き込まれます。つまり、リストアしたボリュームに格納されているデータ量分の空き SSD ストレージ容量が必要になります。

詳細は以下ブログを参照ください。

おわりに

Windows Server に iSCSI 接続した FSxN ボリュームのバックアップ取得とリストアを実施しました。どなたかのお役に立てば幸いです。

参考

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