AMIを利用して、EC2 Windowsを作成するとパスワードが取得できない、解決方法は?
こんにちは、クラスメソッドのキム・ジェウク(Kim Jaewook)です。
今回は、AMIを利用して、EC2 Windowsを作成した時、パスワードを取得できない場合の解決方法を整理してみました。
※ Windows Server 2016 以上のバージョンでテストを実施しました。
エラー発生
AMIを利用して、EC2 Windowsを作成してパスワードを取得しようとすると、イメージの通りエラーが表示されます。
取得したAMIでインスタンスを作成すると、初期パスワードは取得できないため、Sysprepを利用してAMIを作成する必要があります。
Sysprepを利用して解決
EC2に接続した後「Amazon EC2 Launch settings」を実行します。
Amazon EC2 Launch settingsで「Random(retrieve from console)」を選択し「Shutdown with Sysprep」をクリックします。
「はい」をクリックします。
そして「Shutdown_with_Sysprep」が実行され、完了されたらEC2 Windowsが停止されます。
停止されたEC2インスタンスを選択し「イメージを作成」をクリックします。
今回は、テスト用ですので、デフォルトのまま「イメージを作成」をクリックします。
※ AMIの名前は「test-ami」を設定しています。
作成したイメージを利用して、EC2インスタンスを作成します。
再度「パスワードを取得」をクリックしてみると、問題なくパスワードを取得できます。
このパスワードを利用して、EC2 Windowsに接続できます。
※ 取得したパスワードは初期パスワードになります。
Adminのパスワードを変更
キーペア、Sysprepを利用せずに、EC2 Windowsに接続する方法もあります。
初期パスワードを変更した場合、戻した時点のパスワードを利用して、接続することも可能です。
もし、パスワードを忘れた場合は、
net user Administrator "新しいパスワードを入力"
上記のコマンドで、Adminのパスワードを変更します。
AdminのパスワードはSSMを通じて、変更できます。
このように変更したパスワードを利用して、Windows内部に接続することができます。