ステータスチェック(EC2)の確認方法を試してみた!
こんにちは!Koty-Mousa 矢坂幸太郎 です!
私は アノテーション株式会社で、「クラスメソッドメンバーズ」のテクニカルサポートを担当しております。
様々なお客様からのご質問にお答えしているのですが、その中でもよく見かけるのが、「StatusCheckFailed」に関する内容です。
ステータスチェックには、主に「StatusCheckFailed_System」と「StatusCheckFailed_Instance」が存在し、基本的に SystemはAWSの基盤側の問題、Instanceは内部のOSやアプリケーションの問題が発生している際に返されます。
前回のブログ でも 取り上げた内容ですが、改めて今回は 当該事象が発生した際の調査方法について確認してみましょう!
調査方法
現在の状況
まずは、現在 問題が発生しているかどうかを知る方法です。
簡単な方法として、EC2インスタンス一覧画面から確認する方法がございます。
EC2インスタンス一覧画面 にて 当該インスタンスを選択し、「ステータスとアラーム」を選択すると、現在のステータス状況が確認できます。
上の画像では 全て合格ですが、問題がある場合、「XXの接続性チェックに失敗しました」と表示されます。
過去の状況
すでに問題が解決している場合や、いつから問題が発生したかを確認するなどで、後から調査を行う場合は、CloudWatch から行います。
- AWSコンソール 画面上部の検索欄から CloudWatch にアクセス
- 左ペイン「全てのメトリクス」を選択
- 検索窓に インスタンスID(例:i-xxxxxxxx)を入力
- 「EC2 > インスタンス別メトリクス」を選択
- 「StatusCheckFailed_System」と「StatusCheckFailed_Instance」を選択
- 画面上部にて確認したい時間を設定する。
(「相対値」は "何分前" などの形式、「絶対値」 は 日時を入力して確認できます)
グラフが「0」は成功(問題なし)、「1」は失敗(問題発生)を表します。
これにより、当該時刻にステータスチェックが発生したかどうかを確認できます。
メトリクスの確認、便利
以上、ステータスチェックが発生したかどうかの確認方法でした!
何が発生したかを知ることで、解決方法の確認ができ、対応ができるようになります。
なお、具体的な対応方法につきましては、下記AWSドキュメントをご参照ください。
一部抜粋します
システムステータスのチェック(StatusCheckFailed_System)
AWS が問題を解決するのを待つか、自分で解決できるかを選択できます。
Amazon EBS でバックアップされたインスタンスの場合は インスタンスを自分で停止および起動 することができます。
通常、インスタンスは新しいホストに移行されます。Linux インスタンスストアによってサポートされているインスタンスの場合、インスタンスを終了して置き換えることができます。
Windows インスタンスの場合、ルートボリュームは Amazon EBS ボリュームであることが必要です。
インスタンスステータスのチェック(StatusCheckFailed_Instance)
これらのチェックではユーザーが関与して修復する必要のある問題が検出されます。
インスタンスステータスチェックが失敗した場合は通常、自分自身で (例えば、インスタンスを再起動する、インスタンス設定を変更するなどによって) 問題に対処する必要があります。
Amazon EC2 インスタンスのステータスチェック - Amazon Elastic Compute Cloud
太字・改行は筆者注
以上、Koty-Mousa 矢坂幸太郎 がお伝えしました!
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社はクラスメソッドグループのオペレーション専門特化企業です。サポート・運用・開発保守・情シス・バックオフィスの専門チームが、最新 IT テクノロジー、高い技術力、蓄積されたノウハウをフル活用し、お客様の課題解決を行っています。当社は様々な職種でメンバーを募集しています。「オペレーション・エクセレンス」と「らしく働く、らしく生きる」を共に実現するカルチャー・しくみ・働き方にご興味がある方は、アノテーション株式会社 採用サイトをぜひご覧ください。