EC2 Instance Connect と Session Manager を有効化してみた!

EC2 Instance Connect と Session Manager を有効化してみた!

こんにちは!Koty-Mousa 矢坂幸太郎です!

本日は、EC2 Instance Connect と Session Manager を有効化する手順をお伝えします。

接続の仕組み

EC2 Instance Connect と Session Manager、どちらもEC2インスタンスに接続して、CLIで操作するツールです。
しかし、その仕組みは両サービスで異なります。

EC2 Instance Connect

EC2 Instance Connect は、EC2インスタンスとネットワーク経由でSSH接続を行います。 なお、接続に必要な認証情報は、AWS内部ネットワーク経由で 一時的に(60秒間)EC2インスタンスに共有されます。そのため、ユーザ側でパスワードやキーペアを用意・管理する必要はありません。

Instance Connect については、下記ブログもご参照ください。
(おのやん、いつもお世話になってます!)
https://dev.classmethod.jp/articles/ec2-instance-connect-endpoint-private-access/

ネットワーク経由での接続のため、セキュリティグループの設定で、使用するリージョンの EC2 Instance Connect のIPアドレスからの SSH ポート(TCP 22番)へのインバウンドアクセスを許可する必要があります。

プライベートサブネットのEC2インスタンスに接続する場合、Instance Connect Endpoint を使用できます。
この場合、当該Endpoint と インスタンス間の接続ができるように設定してください。

参考:チュートリアル: EC2 Instance Connect を使用してインスタンスに接続するために必要な設定を完了する - Amazon Elastic Compute Cloud

Session Manager

System Manager の機能の一つである Session Manager は、AWS内部ネットワーク経由で EC2インスタンスのCLI操作ができます。
踏み台サーバー や ポートを開く必要はありません。

使用する EC2インスタンスに、適切なIAMポリシーを付与したIAMロールをアタッチする必要があります。
AmazonSSMManagedInstanceCore がアタッチされたロールを設定します。

参考:AWS Systems Manager とは - AWS Systems Manager

Session Manager は、OS内に ssm-user ユーザーを作成します。
詳細: ステップ 7: (オプション) ssm-user アカウントの管理アクセス許可を有効または無効にする - AWS Systems Manager

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