Amazon SageMaker Workshop をやってみた1 ~ 2. Unified Studio ~
こんにちは!コンサルティング部のくろすけです!
以前AI関連の業務をしていたことがあり、最新情報をキャッチアップできていなかったので Amazon SageMaker (以降、SageMaker) のワークショップを通して再度キャッチアップしていきたいと思います。
今回は、Workshop Studioのワークショップをやっていきたいと思います。
SageMaker のワークショップは複数ありますが、個人的にはこのワークショップが SageMaker の基礎的な部分を網羅的にキャッチアップするのに向いていそうだなと思い、こちらにしました。
ワークショップの手順がとても丁寧なので、つまずいたポイントなど、かいつまんで記載していきます。
また、こちらのワークショップ結構長いので複数の記事に分けて投稿していこうと思います。
今回は 2. Unified Studio
のセッションについて記載しようと思います。
※セットアップのセクションからになりますが、自分のリハビリと備忘録も兼ねてなのでご容赦ください。
- 1. Getting Started [必須](ポイントだけ抜粋して基本はスキップ)
- 2. Unified Studio [必須] <- 今回はここ
- 3. Lakehouse
- 4. データ & AI ガバナンス
- 5. データ 処理
- 6. SQL 分析
- 7. ML/GenAI モデル 開発
- 8. GenAI アプリケーション 開発
- 9. おわりに
前提
ワークショップを始める前に、前提を確認しておきます。
- ワークショップでサポートされるリージョン:us-west-2
自分はサポートリージョンを確認せず ap-northeast-1 で始めてしまったため、ドメイン作成のモデル選択でモデルが選べず気づきました。
(まだ早めだったのでよかった...)
このセクションを始める前に IAM Identity Center において、下記のユーザーおよびグループを作成してください。
※1. Getting Started [必須] > IDC ユーザー & グループ
において、MFAの無効化手順などもあるので、MFA設定が面倒な場合は実施いただくといいかと思います。
- ユーザー
- dg-corp-admin
- dg-data-owner
- dg-business-analyst
- グループ
- anycompany-salesmarketing
ユーザー作成の方法については、下記を参照ください。
アイデンティティセンターディレクトリにユーザーを追加する - AWS IAM Identity Center
2. Unified Studio [必須]
概要
このセクションでは下記を行います。
- Unified Studio ドメインの作成
- ドメインにユーザーをオンボーディング
- ブループリント、プロジェクトプロファイル、Amazon Q 統合に触れる
- Unified Studio でプロジェクトを作成
ドメインを作成する
- Amazon SageMaker Unified Studio ドメインページに戻ります。Quick Setup 設定 で、次のフィールドに値を入力します。
ワークショップではすでにサブネットが作成されていることになっていますが、これはワークショップ環境のみです。
よって、自前のアカウントでは VPC を作成してあげる必要があります。
ドメイン作成画面に遷移した際に上部に下記の画像のような Warning が出ているので、VPCを作成
を選択し、VPCを作成していきます。
VPCの作成
VPCを作成
を選択
任意のスタック名
を入力- パラメータの
useVPCEndpoints
がfalse
であることを確認
ここがtrue
だと多数の VPC Endpoint が作成され、意図しないコスト増になる可能性があります。詳しくは下記ををご参照ください。
SageMaker Unified Studio を使うときには VPC エンドポイントに注意しよう | DevelopersIO スタックの作成
を選択
ドメインの設定
最終的なドメインの設定は下記です。スクショを載せておきます。
あとは記載の手順通り進めることで、SageMaker Unified Studio のドメインにログインすることができました!
ユーザーのオンボーディング
ここは特に詰まることなく、オンボーディングすることができました!
プロジェクトを作成する
dg-data-owner
でログインして、プロジェクトを作成します。
今回は、ワークショップのすべてのセクションをやってみるつもりなので、All capabilities
を選択しました!
また、ログの保存も最小でいいので1日に変更しています。
最終的に下記のような設定となりまして...
作成できました!
プロジェクトプロファイル、ブループリント、Amazon Q
このセクションは主には各コンポーネントの説明ですね。
コンポーネントについては別途解説したいと思っているので、今回は割愛させていただきます。
読んでみた雑感をちょっとだけ書かせていただくと下記のように思いました。
- マルチアカウントやユーザーのロールを意識した機能が充実してるな
- Amazon Q の無料枠が標準で包含されているのは嬉しいかも
あとがき
SageMaker に触らなくなって久しいので、ちょっと懐かしい思いになりました。
ちなみに当時触っていた SageMaker は、現在 Amazon SageMaker AI になっていますね。一瞬混乱しました。
AI 関連のサービスはコストが高くなりがちなので、おっかなびっくり触っております...(おっかなびっくりって伝わるのか?)
次回もお楽しみに!くろすけでした!