Amazon SageMaker Workshop をやってみた1 ~ 2. Unified Studio ~

Amazon SageMaker Workshop をやってみた1 ~ 2. Unified Studio ~

Clock Icon2025.05.21

こんにちは!コンサルティング部のくろすけです!
以前AI関連の業務をしていたことがあり、最新情報をキャッチアップできていなかったので Amazon SageMaker (以降、SageMaker) のワークショップを通して再度キャッチアップしていきたいと思います。

今回は、Workshop Studioのワークショップをやっていきたいと思います。
SageMaker のワークショップは複数ありますが、個人的にはこのワークショップが SageMaker の基礎的な部分を網羅的にキャッチアップするのに向いていそうだなと思い、こちらにしました。

ワークショップの手順がとても丁寧なので、つまずいたポイントなど、かいつまんで記載していきます。

また、こちらのワークショップ結構長いので複数の記事に分けて投稿していこうと思います。
今回は 2. Unified Studio のセッションについて記載しようと思います。
※セットアップのセクションからになりますが、自分のリハビリと備忘録も兼ねてなのでご容赦ください。

前提

ワークショップを始める前に、前提を確認しておきます。

  • ワークショップでサポートされるリージョン:us-west-2

自分はサポートリージョンを確認せず ap-northeast-1 で始めてしまったため、ドメイン作成のモデル選択でモデルが選べず気づきました。
(まだ早めだったのでよかった...)

このセクションを始める前に IAM Identity Center において、下記のユーザーおよびグループを作成してください。
1. Getting Started [必須] > IDC ユーザー & グループにおいて、MFAの無効化手順などもあるので、MFA設定が面倒な場合は実施いただくといいかと思います。

  • ユーザー
    • dg-corp-admin
    • dg-data-owner
    • dg-business-analyst
  • グループ
    • anycompany-salesmarketing

ユーザー作成の方法については、下記を参照ください。

アイデンティティセンターディレクトリにユーザーを追加する - AWS IAM Identity Center

2. Unified Studio [必須]

概要

このセクションでは下記を行います。

  • Unified Studio ドメインの作成
  • ドメインにユーザーをオンボーディング
  • ブループリント、プロジェクトプロファイル、Amazon Q 統合に触れる
  • Unified Studio でプロジェクトを作成

ドメインを作成する

  1. Amazon SageMaker Unified Studio ドメインページに戻ります。Quick Setup 設定 で、次のフィールドに値を入力します。

ワークショップではすでにサブネットが作成されていることになっていますが、これはワークショップ環境のみです。
よって、自前のアカウントでは VPC を作成してあげる必要があります。

ドメイン作成画面に遷移した際に上部に下記の画像のような Warning が出ているので、VPCを作成を選択し、VPCを作成していきます。

VPCの作成

  1. VPCを作成 を選択
    CleanShot 2025-05-21 at 15.52.57@2x
  2. 任意のスタック名を入力
  3. パラメータのuseVPCEndpointsfalseであることを確認
    ここがtrueだと多数の VPC Endpoint が作成され、意図しないコスト増になる可能性があります。詳しくは下記ををご参照ください。
    SageMaker Unified Studio を使うときには VPC エンドポイントに注意しよう | DevelopersIO
  4. スタックの作成を選択
    CleanShot 2025-05-21 at 15.54.35@2x

ドメインの設定
最終的なドメインの設定は下記です。スクショを載せておきます。

CleanShot 2025-05-21 at 16.01.43@2x

あとは記載の手順通り進めることで、SageMaker Unified Studio のドメインにログインすることができました!

CleanShot 2025-05-21 at 16.04.28@2x

ユーザーのオンボーディング

ここは特に詰まることなく、オンボーディングすることができました!
CleanShot 2025-05-21 at 16.42.11@2x

プロジェクトを作成する

dg-data-ownerでログインして、プロジェクトを作成します。
今回は、ワークショップのすべてのセクションをやってみるつもりなので、All capabilitiesを選択しました!
CleanShot 2025-05-21 at 16.59.39@2x

また、ログの保存も最小でいいので1日に変更しています。
CleanShot 2025-05-21 at 17.03.58@2x

最終的に下記のような設定となりまして...
CleanShot 2025-05-21 at 17.07.32@2x

作成できました!
CleanShot 2025-05-21 at 17.21.16@2x

プロジェクトプロファイル、ブループリント、Amazon Q

このセクションは主には各コンポーネントの説明ですね。
コンポーネントについては別途解説したいと思っているので、今回は割愛させていただきます。

読んでみた雑感をちょっとだけ書かせていただくと下記のように思いました。

  • マルチアカウントやユーザーのロールを意識した機能が充実してるな
  • Amazon Q の無料枠が標準で包含されているのは嬉しいかも

あとがき

SageMaker に触らなくなって久しいので、ちょっと懐かしい思いになりました。
ちなみに当時触っていた SageMaker は、現在 Amazon SageMaker AI になっていますね。一瞬混乱しました。

AI 関連のサービスはコストが高くなりがちなので、おっかなびっくり触っております...(おっかなびっくりって伝わるのか?)
次回もお楽しみに!くろすけでした!

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