[アップデート] Lambda InsightsがGraviton2 processorをサポートするようになりました!

Lambda Insightsを適用しているLambdaも無事Graviton2に移行できるようになりました
2021.11.24

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Amazon CloudWatch Lambda Insights(以下、Lambda Insights)が、Graviton2 proccessor(arm64)をサポートするようになりました!

このアップデートにより、arm64アーキテクチャを適用したLambda FunctionにもLambda Insightsを設定してモニタリングできるようになりました。

Lambda Insightsについて

Lambda Insightsは、Lambda用に準備されているモニタリング・トラブルシューティングのツールになります。
簡単な設定で、様々なメトリクス情報の収集やコンソール上での可視化が可能です。

Lambdaの性能把握、比較が一瞬で! CloudWatch Lambda InsightsがGAになりました #reinvent

LambdaのGraviton2 proccessor対応

先日のアップデートにより、LambdaでGraviton2 proccessor(arm64アーキテクチャ)が利用可能になりました。
Graviton2 proccessorを利用することで、従来のx86アーキテクチャに比べ処理の高速化やコスト削減のメリットがあります。
詳細は、以下のエントリを参照してみてください。

【アップデート】20%のコスト削減と19%のパフォーマンスアップ!!LambdaのランタイムでGraviton2 processorが利用可能になりました

今回、Lambdaに加えLambda InsightsもGraviton2 proccessorがサポートされたことで、Lambda(arm64) + Lambda Insightsを組み合わせたLambda Functionを作成できるようになりました。

やってみる

それでは、早速Lambda(arm64) + Lambda Insightsを試していきましょう。

まずは、arm64アーキテクチャを適用したLambdaを適当に作成してみます。

次に、Lambda Insightsを設定するため、「モニタリングおよび運用ツール」を編集します。

CloudWatch Lambda Insightsの「拡張モニタリング」を有効にして保存します。

保存後、レイヤーにarm64用のLambdaInsightsExtensionが追加されていますね。

Lambda Functionsが準備できたので、テストイベントを雑に何回か実行してみて、Lambda Insights上で収集・可視化ができているか確認してみましょう。

Lambda Insightsの画面を見ると、arm64のLambda Functionでも実行結果がきちんとモニタリングされています!

おわりに

Lambdaに続き、Lambda InsightsもGraviton2 proccessor(arm64)をサポートするようになりました。

これから新規作成するLambda Functionへの適用はもちろんのこと、すでにLambda Insightsを適用したLambda Functionがarm64未対応のためarm64への移行を諦めていた方も、こちら待望のアップデートではないでしょうか?
自分が携わっているプロジェクトでも既にLambda + Lambda Insightsを組み合わたものがあるので、早速Graviton2 proccessorへの移行を検討してみたいと思います。

それでは。