[レポート] ライブビデオチャンネルを構築してみよう #MDS403 #reinvent

AWS re:Invent 2019のセッション「Launch a live video channel in minutes」の参加レポートです
2019.12.10

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こんにちは、大前です。ラスベガスより日本の方が寒い気がします。

AWS re:Invent 2019 のセッション「Launch a live video channel in minutes」についてのレポートを書いていきます。

概要

原題

Launch a live video channel in minutes

スピーカー

Kevin Moore - Director of Product Management, Amazon Web Services

Joan Morgan - Technical Marketing Engineer, Amazon Web Services

概要

Create a live channel in minutes using a video streaming solution on AWS. Learn how to customize a video workflow for live streaming to meet specific requirements, such as adjusting bitrate, adding outputs to social media, enabling content protection, adding a scheduler for input switching, and inserting ad markers for monetization. Learn how to implement comprehensive monitoring for confidence that audiences are getting a good experience. Leave with a fully featured live channel using AWS Elemental MediaLive, AWS Elemental MediaPackage, Amazon CloudFront, AWS Step Functions, AWS Lambda, and Amazon S3 to build a scalable, distributed, and global live streaming workflow.

概要(機械翻訳)

AWSのビデオストリーミングソリューションを使用して、数分でライブチャンネルを作成します。 ビットレートの調整、ソーシャルメディアへの出力の追加、コンテンツ保護の有効化、入力切り替えのスケジューラーの追加、収益化のための広告マーカーの挿入など、特定の要件を満たすためにライブストリーミングのビデオワークフローをカスタマイズする方法を学びます。 視聴者が良い体験を得ているという確信のために、包括的な監視を実装する方法を学びます。 AWS Elemental MediaLive、AWS Elemental MediaPackage、Amazon CloudFront、AWS Step Functions、AWS Lambda、およびAmazon S3を使用したフル機能のライブチャネルを使用して、スケーラブルで分散したグローバルなライブストリーミングワークフローを構築します。

レポート

本セッションは WorkShop 形式のセッションになるため、実際に手を動かしてサービスを作成していくのがメインとなります。

実際にワークショップを始める前に、Live Streaming に関する概要と、今回触るサービスについて軽い説明がありました。

今回は MediaConnect なども使用するワークショップで、普段 MediaConnect をあまり触った事がないこともあり、新鮮な気持ちでワークショップを過ごす事が出来ました。

セッション

AWS 上での Live Streaming

  • ライブストリーミングシステムはリアルタイム性や冗長性が求められる為難易度が高い
  • AWS が Live streaming 用に用意したサービスが AWS Elemental MediaServices
  • 放送顧客向けに構築されたサービスだが、あらゆるケースに適用できる

AWS Elemental MediaConnect について

  • ライブビデオの配送に関わるサービス
  • 他リージョンへビデオを配送する際などに、信頼性やスケーラビリティを提供する

AWS Elemental MediaLive について

  • S3 またはライブ入力に対してエンコードを行うサービス
  • 様々なフォーマットで出力を作成可能

AWS Elemental MediaPackage について

  • オリジンとしての役割を果たすサービス
  • CDN と連携することで、より効率的なライブビデオの配信が可能

AWS Elemental MediaTailor について

  • サーバサイドの広告挿入を実現するサービス
  • AD サーバと連携する
  • CloudFront 経由で配信可能

 

MSAM(Media Services Application Mapper) について

  • MediaServices で構築されたシステムを監視するためのツール
  • 無料で利用可能

ワークショップ

ワークショップで実施した内容は以下になります。

各手順は aws-samples で公開されていますので、誰でも試す事が出来ます。

  1. MediaLive の IAM ロール作成
  2. MediaPackage チャンネルの作成
  3. MediaLive チャンネルの作成
  4. MediaPackage チャンネルのテスト
  5. MediaLive の入力切り替えの設定
  6. ビデオへの画像挿入
  7. MediaTailor を使用した動画への広告挿入
  8. MSAM を使用したメディアリソースの監視

IAM ロールの作成や各サービスの設定から始まり、MediaLive のスケジュール機能を使用したチャンネル切り替えや画像挿入、MediaTailor を使用した広告挿入まで、非常に幅広いワークショップを手順に基づいて進める事が出来ました。

MediaServices 触った事ない方にはとりあえずこれやってもらえばいいのではないかと思うぐらい濃密な内容で非常に楽しかったです。

ただ、濃密すぎて当日の時間内では最後まで終わりませんでした。。。。

個人的に MSAM は一度しっかりと触ってみたかったので、時間を見つけて最後までやりきろうと思っています。

終わりに

MediaServices は普段あまり触ったことがないという方も多いと思うので、こういった機会にワークショップに参加してみてはどうでしょうか。

MSAM は re:Invent 中に何度も出てきたキーワードであるため、個人的にもしっかりキャッチアップしていきたいと思います。

 

以上、AWS 事業本部の大前でした。