[CMガジェット部]4K@60Hz HDMI、GbE、5ポートのUSBを拡張できる LENTION CB-D53s を試してみた
AWSチームのすずきです。
LENTIONのUSB-C接続のドッキングステーション「CB-D53s」を購入、 MacBook Pro (2020 Apple M1) で利用する機会がありましたので紹介させていただきます。
公式ページ
LENTION Universal USB-C Docking Station 4K60Hz (CB-D53s)
母艦情報
MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)
- チップ: Apple M1
- メモリ: 16 GB
- SSD: 512GB
- OS: macOS Big Sur (バージョン 11.4)
接続ポート
HDMI出力
4K(3840 x 2160)、リフレッシュレート60ヘルツ表示が可能でした。
利用開始して数日、スリープの復帰、ケーブルの抜き差しなどの回数は10回程度ですが、表示不良などなく利用できています。
PD給電
以下のPD電源で動作確認が取れました。
- 61W USB-C電源アダプタ (MacBook Pro付属)
- Anker Nano II 45W
- 20W USB-C電源アダプタ (iPad付属)
ブラウザでYouTube動作を再生、CPUのアイドル状態が85%前後のMacBook Pro。 PD給電の実測値は以下の通りでした。
- ドック未接続:約5W
- 4K HDMI、GbE利用:約8W
有線NIC
「USB 10/100/1000 LAN」としてMac OS標準ドライバで認識しました。
MACアドレスの先頭は「00:E0:4C」、NICチップのベンダはREALTEKの模様です。
有線LANを利用したインターネットのスピードテストは700Mbps台、NICがボトルネックとなっていない事が確認できました。
USB
USB3.0規格(5Gbps)のポートが3つ、USB2.0規格(480Mbps)が2ポート利用できます。
以下のデバイスを同時利用する事が可能でした。
- ウェブカメラ (ロジクール C922n)
- DAC (FX-AUDIO FX-00J)
- キーボード (HHK2 Pro)
- マウスドングル
- YubiKey
Macとの接続
ドック付属のLENTION USB-Cケーブルを利用しました。
Thunderbolt 3など上位規格のケーブルは手持ちがなく試せていませんが、 PC、ドックの接続に MacBookPro付属のUSB-C充電ケーブル(2m)を利用した場合、ドックのHDMI出力は無効になりました。
※マニュアルにはサードパーティー製のケーブルはサポートしない旨が記載されています。
スタンド
付属のスタンドを利用する事で、ドックの縦置きが可能です。
スタンドの重量は約130g、滑り止め加工もされており、ケーブルの重さでズレたり、傾く事はありませんでした。
オーディオ
3.5mm、ステレオ端子が利用可能です。
iPhone6付属の有線イヤホンEarPods(4極:CTIA)で、イヤホン、マイクともに機能する事が確認できました。
まとめ
LENTION CB-D53s、2021年6月時点の国内価格は8,980円でした。
4K60HzのHDMI出力をサポートするApple純正アダプタ(USB-C Digital AV Multiport)の価格は7,480円。
4K60HzのHDMI出力と、有線LAN、複数のUSBポートを必要とする場合、LENTIONの「CB-D53s」をご検討ください。
尚、4K60HzのHDMI出力を利用する場合には、事前に対応機種である事をメーカーのWebページなどでご確認ください。 また末尾に「s」がつかない「CB-D53」は、4KのHDMI出力は30Hzまでのサポートとなる点にもご注意ください。