Amazon S3のストレージクラスを調べ、設定してみた。
こんにちは、イムチェジョンです。
今回のブログではストレージクラスについて調べてみました。また、S3バケットのオブジェクトにストレージクラスを設定することをしてみようと思います。
アジェンダ
- ストレージクラスとは?
- ストレージクラス設定方法
- まとめ
1. ストレージクラスとは?
ストレージクラス
- Amazon S3は様々な使用事例に合わせて設計された多様なストレージクラスを提供している
- Amazon S3はライフサイクルを管理できる機能も提供
- S3ライフサイクルを設定した後は、アプリケーション変更なしにデータの異なるストレージクラスに自動転送する
ストレージクラスの種類
- Amazon S3 標準 (S3 Standard)
- S3 Standardはよくアクセスするデータのために、高い耐久性、可用性および性能を備えたオブジェクトストレージを提供。
- 多様な使用事例に適している。
- クラウドアプリケーション
- 動的ウェブサイト
- コンテンツ配布
- モバイル及びゲームアプリケーション
- ビッグデータ分析など、、
- Amazon S3 Intelligent-Tiering
- アクセスパターンが変化する際、4つのアクセスティア間でオブジェクトを移動して自動コスト削減効果を提供する唯一のクラウドストレージクラス
- 運営オーバーヘッドなしに最も費用効果的なアクセスティアでデータを自動で移動して費用を最適化するために設計
- Amazon S3 標準 – IA (S3 Standard-IA)
- よくアクセスしないが、必要な時に素早くアクセスすべきデータに適合
- S3 Standardの優れた耐久性、高い処理量及び短い遅延時間を安価なGB当たりのストレージ料金とGB当たりの検索料金で提供
- Amazon S3 1 ゾーン – IA (S3 One Zone-IA)
- よくアクセスしないが、必要な時に素早くアクセスすべきデータに適合
- 最低3つの可用領域(AZ)にデータを保存する他のS3ストレージクラスとは異なり、S3 One Zone - IAは単一のAZにデータを保存し、費用がS3 Standard - IAより20%少ない
- Amazon S3 Glacier
- データ保管のための安全で耐久性がある安価なストレージクラス
- より低コストで希望する量のデータを安定的に保存
- Amazon S3 Glacier Deep Archive
- Amazon S3から最も低コストのストレージクラスであり、1年に1、2回程度アクセスできるデータの長期保管及びデジタル保存を支援
- 規制規定遵守要件を満たすため、7-10年以上データセットを保管する顧客のために設計
- 金融サービス
- 医療
- 公共部門など、、
2. ストレージクラス設定方法
S3バケットの作成
S3バケットの作成します。
バケット名:lim-storage-classes-202108
ストレージクラスに設定し、保存
ファイルをアップロードしましょう。
アップロードするファイルを選択し、下のプロパティ設定をクリックします。
ストレージクラスを設定する部分でいろんなストレージクラスを選択できます。
デフォルトはスタンダード(Standard)
で設定されています。
標準 - IA(Standard-IA)
に変更してアップロードしてみます。
バケットにアップロードされたファイルのストレージクラスを確認できます。
他のファイルをストレージクラスをGlacier
に設定してアップロードしてみます。
ファイルのストレージクラスで確認できるように、二つの違うストレージクラスで設定されました。
Glacier
に設定したファイルの情報を確認してみると、開くことができなくなっています。
このファイルを開くためには[復元を開始]をクリックします。
すると、復元されたコピーが利用可能な日数や取得階層を選択して開けます。
もし、ストレージクラスを変更したい時はファイルの[プロパティ]部分の[ストレージクラス]で編集できます。
3. まとめ
今回はストレージクラスを調べて設定する方法までまとめてみました。しかし、上でまとめたようにオブジェクト一つずつ設定するのは面倒ですね、、
なので、次のブログではそんな時に使えるライフサイクルルールの設定方法についてまとめてみます。