private subnet にある windows サーバに踏み台サーバを使用し、接続してみました。
こんにちは。私は最近Windowsサーバに接続することが多いです。
この時、サーバがプライベートサブネットにあると、踏み台サーバを通して接続する必要があります。
それで、今回は踏み台サーバを通してプライベートサブネットにあるWindowsサーバに接続する方法についてまとめてみます。
踏み台サーバ
今回はWindowsサーバを踏み台サーバとして使用します。
絵でも表示されているように今回の以下の手順で本サーバに接続します。
1) 踏み台サーバに接続
2) 踏み台サーバから本サーバに接続
0. 実行前
1) 踏み台サーバと本サーバが同じVPCに作成されています。
2) 踏み台サーバの情報は下記となります。
- サーバ名:
bastion-host
- サブネット:
パブリック サブネット
3) 本サーバの情報は下記となります。
- サーバ名:
main-host
- サブネット:
プライベート サブネット
4) 本サーバのセキュリティグループに踏み台サーバの接続を許可します。
5) Windows サーバに接続するため、 Microsoft Remote Desktop を使用します。
1. 踏み台サーバに接続
まず、 Windows に接続します。
そのためには接続するインスタンシのページで[接続]ボタンをクリックします。
すると、接続できる様々な方法を選択することができますが、今回は Microsoft Remote Desktop を使用して接続するために [RDP クライアント] タブを選択します。
そしてサーバ接続のために[パスワードを取得]をクリックします。
自分が持っているキーペアをアップロードしたり、キーペアを開き、内の文字列をコピーに貼り付けます。
すると、次の画面のように解読されたパスワードが表示されます。 このユーザー名とパスワードはサーバ接続時に必要なので、忘れずにコピーしておきます。
実際に踏み台サーバに接続してみます。
Microsoft Remote Desktop で [Add PC] をクリックします。
PC name に IPを入力して追加します。
この時、User account でユーザー名とパスワードを事前に保存しておくこともできますが、今回は接続するたびに入力したいので Ask when required
状態にして追加します。
すると、写真のようにPCが追加されました。
次の画面でダブルクリックすると、サーバー(PC)に接続します。
この時、ユーザー名とパスワードを入力します。
Continue
をクリックします。
すると、下の写真のようにサーバー(踏み台サーバ)に接続されました。
2. 踏み台サーバから本サーバに接続
踏み台サーバに接続できたので、今回は本サーバに接続してみます。
本サーバに接続するためには踏み台サーバと同じように本サーバの接続情報を確認する必要があります。
上と同じようにキーペアを使用し、パスワードを取得します。
次に、踏み台サーバで Remote Desktop Connection
を開き、
Computer 部分に本サーバのプライベートIPを入力します。
次に、ユーザー名とパスワードを入力し、接続をします。
Yes
をクリックします。
すると、下の写真のようにプライベートサブネットにある本サーバーにアクセスすることができます。
まとめ
このようにWindowsサーバーを踏み台サーバとして活用すると、Linuxを使用するのとは異なり、GUIを使用してより簡単にサーバーにアクセスすることができます。
もし、Linuxの使用が難しい方は、Windowsサーバーを使って簡単に挑戦してみてください。