[レポート] 【実演】 日本の自治体が提供するLINEを活用した便利なサービスを体験し、その作り方を学ぼう #linedevday_report
【実演】 日本の自治体が提供するLINEを活用した便利なサービスを体験し、その作り方を学ぼう
2019年11月20日(水)・21日(木)にグランドニッコー東京 台場でLINEのデベロッパーカンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2019」が開催されました。
本記事は、セッション「【実演】 日本の自治体が提供するLINEを活用した便利なサービスを体験し、その作り方を学ぼう」をレポートします。
スピーカー
中嶋 一樹氏(株式会社Bot Express)
人々の想像を超えるサービスをLINE Platformで開発することがミッションであり趣味です。その他の趣味はキャンプと子育てです。
セッション概要
手続きを行う用事があるときは午前半休を取って役所窓口へ。行政サービスのこんな現状はそろそろ変わりそうです。市川市ではじまった「LINEで住民票申請」、福岡市ではじまった「LINEで粗大ごみ申し込み&LINE Pay決済」。面倒な手続がChatbotによって3分で完了する世界が拡がっています。このセッションではそんなSmart Cityのデモをみていただくと同時に、従来の概念が変わる「自治体システムの作り方」を技術面とプロジェクト推進の両面でご紹介します。
スライド
公開され次第更新します。
レポート
- 自治体向けのサービス
- LINE在籍時からのプロジェクト、福岡市
- 市川市のLINEより住民票取得
- 個別開発を別会社で横展開
- GovTech Express
- Chatbot as a service
- 24365のLINE窓口
- 一時保育予約、粗大ゴミ、通報、アンケート、水道、住民票申請
- Demo
- 管理画面でチケット操作を間違ってしまった時どうする?という問い合わせが多数
- チケット内部のステータスを変更できるので大丈夫
- 取り消し作業が自治体的には大変だが取り消しをすることで自動返金できる
- レポート機能をユーザーが作りたいようにできる
- 管理画面はSalesforceを利用して注力するべき箇所だけ実装した
- 音声による操作などもAIを活用して実行
- Flexibilityを高めたシステムを作る
- アーキテクチャー
- Heroku(Webhook)とSalesforce(管理画面)でバックエンドを作成
- データベースを作成するだけで管理画面、APIが作成される
- Heroku Private Spaces
- 一部の区画を分離している
- セキュリティ的に分離している
- bot-express
- chatbot framework
- Context, NLU(Dialogflow), logger, DBなどを提供
- Skillに起動時、パラメータ取得、終了の関数
- セッションが終了した時、エラー時は別関数
- Salesforceのメタデータ情報を元に必須パラメータを追加・編集している/自動で対応できない場合は関数を更新する
- Bot express のミッション
- 合理的なユーザー体験で社会を先導する
- コンセプトをデファクトスタンダードにする
- 共鳴する人々と開拓を行いたい
- 豊かなワークライフを優先する
デモ動画
ボット
管理画面
まとめ
自治体業務をより使いやすくするLINE活用でした。去年も実は中嶋氏のセッションを見させていただきましたが、さらにバージョンアップしていて非常に勉強になりました。