[Looker 25.8新機能]gemini_in_looker権限を特定のModelにだけ許可できるようになりました

[Looker 25.8新機能]gemini_in_looker権限を特定のModelにだけ許可できるようになりました

Clock Icon2025.06.10

さがらです。

先月、Lookerの最新バージョンである25.8がリリースされました。

https://cloud.google.com/looker/docs/release-notes#May_14_2025

このリリースの中で、The gemini_in_looker permission can now be applied to selected models on the Looker instance.というアップデートがあり、gemini_in_lookerの利用を特定のModelだけ許可することができるようになりました。これにより、Conversational Analyticsを特定のModelでのみ利用させることが可能になっています。

簡素な内容となりますが、実際に試してみたのでその内容をまとめてみます。

やってみた

gemini_in_lookerに関するロールの作成

まず、gemini_in_lookerに関するロールを作成します。

今回のアップデートにより、Permission Setにgemini_in_lookerが追加されています。

2025-06-10_07h37_09

このgemini_in_lookerだけをPermission Setとして追加した、ロールを下図のように作成します。

2025-06-10_07h38_27

Conversational Analyticsで特定のModelだけ利用できるかを確認

このロールを付与したユーザーで、Conversational Analyticsで特定のModelだけ利用できるかを確認してみます。(前提条件として、このユーザーには、他のModelをExploreできるロールも別途付与済であるとします。)

まず、このユーザーがExplore一覧を眺めると、このように多くのExploreの一覧を確認可能です。(モザイク多くてすみません…)

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この上で、このユーザーがConversational Analyticsを起動してみると、gemini_in_lookerのPermission Setを紐づけたModel配下のExploreしか選択できない状態となっております。

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最後に

Looker 25.8のアップデートで、gemini_in_lookerの利用を特定のModelだけ許可することができるようになったので、Conversational Analyticsを特定のModelでのみ利用できることを確認してみました。

会社のポリシーや生成AIの適用範囲のルールなどを考慮して、gemini_in_lookerの利用を特定のModelだけにしたいというケースはあると思います。そんなときはぜひ今回のアップデートされた権限機能をご活用ください!

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