[Looker 25.8新機能]gemini_in_looker権限を特定のModelにだけ許可できるようになりました
さがらです。
先月、Lookerの最新バージョンである25.8がリリースされました。
このリリースの中で、The gemini_in_looker permission can now be applied to selected models on the Looker instance.というアップデートがあり、gemini_in_lookerの利用を特定のModelだけ許可することができるようになりました。これにより、Conversational Analyticsを特定のModelでのみ利用させることが可能になっています。
簡素な内容となりますが、実際に試してみたのでその内容をまとめてみます。
やってみた
gemini_in_lookerに関するロールの作成
まず、gemini_in_lookerに関するロールを作成します。
今回のアップデートにより、Permission Setにgemini_in_lookerが追加されています。

このgemini_in_lookerだけをPermission Setとして追加した、ロールを下図のように作成します。

Conversational Analyticsで特定のModelだけ利用できるかを確認
このロールを付与したユーザーで、Conversational Analyticsで特定のModelだけ利用できるかを確認してみます。(前提条件として、このユーザーには、他のModelをExploreできるロールも別途付与済であるとします。)
まず、このユーザーがExplore一覧を眺めると、このように多くのExploreの一覧を確認可能です。(モザイク多くてすみません…)

この上で、このユーザーがConversational Analyticsを起動してみると、gemini_in_lookerのPermission Setを紐づけたModel配下のExploreしか選択できない状態となっております。

最後に
Looker 25.8のアップデートで、gemini_in_lookerの利用を特定のModelだけ許可することができるようになったので、Conversational Analyticsを特定のModelでのみ利用できることを確認してみました。
会社のポリシーや生成AIの適用範囲のルールなどを考慮して、gemini_in_lookerの利用を特定のModelだけにしたいというケースはあると思います。そんなときはぜひ今回のアップデートされた権限機能をご活用ください!







