Looker 7:ダッシュボードのUIが更に使いやすくなりました #looker
2020年01月末にリリースされた「Looker 7」。
そのバージョン「7.4」では、便利になった様々な新機能がリリースされています。
当エントリでは、その中から「ダッシュボード機能(Beta)」について、内容を紹介していきたいと思います。
目次
ダッシュボード(Beta)の登場
2019年11月に開催されたLookerの年次カンファレンスイベント「JOIN 2019」でも大々的にアナウンスされていた「UI改善」周りのトピックが、ようやく実際に利用出来るようになりました。
まだ「ベータ版」扱いではありますが、管理者による設定で「New Dashboard Experience」を有効にすることでこれらの機能を利用出来るようになります。
ダッシュボード機能(Beta版)の詳細については下記ドキュメントをご参照ください。
ダッシュボード(Beta)を実際に動かしてみる
では実際にダッシュボード(Beta版)を試してみましょう。違いを確認するために、以下のようなダッシュボードを用意しました。
設定メニューから「Upgrade to Dashboard(Beta)」を選択すると、
即座に下記のようなUIで、ダッシュボードの表示が切り替わります。
右上にはダッシュボード全体のメニューが整理されています。実行(Run)は「Reload data」というアイコンに置き換わりました。
三点メニューからは以下のような操作メニューが利用出来ます。
また、ベータ版ダッシュボードについての解説が為されているドキュメント(上述)に遷移することも出来ます。
詳細へのドリルダウンは以下のようなUIに変わりました。
タイル(Look)ベースで、以下のような形でアラートが利用出来るようになっています。
探索(Explore)やダウンロードも行えます。
実行結果の状況については、ダッシュボードの一番下、左下に表記されるようになりました。
検索フィルターについては今回の改善で一番変わったポイントになります。初期表示では、文字列指定はこのような形に、
日付項目はこの形、
そして数値についてもこのような形で検索条件指定が為されています。
これを、編集画面で個々の検索条件・UIに変更する事が出来るようになりました。指定内容は様々な種類が選択可能です。下記はチェックボックスによる選択で文字列要素(所属部署)の表示方法を変更している例です。
こちらは数値情報のUIを変更している例。
変更を保存後の表示内容例です。より直感的に操作し易くなりました。
数値情報についても同様に分かり易くなりました。
ベータ版のダッシュボードをこれまでのものに戻したい場合は、ダッシュボードメニューから「Revert to original dashboard」を選択することで
以前のバージョンに戻ります。
まとめ
という訳で、Looker 7の「ダッシュボード機能(Beta)」に関する紹介でした。
特に検索条件の部分がより直感的に操作出来るようになったことで使い勝手もだいぶ向上した感触を持ちました。まだベータ版ということで改善の余地はあるかと思いますが、早く正式に利用出来るようになって頂きたいものです。