Lookerのロードマップイベント「AI for BI Innovation Roadmap Webinar」で気になった新情報まとめ
さがらです。
日本時間の2024年11月13日の3:00~4:00で、「AI for BI Innovation Roadmap Webinar」というLookerの新機能やロードマップを紹介するウェビナーが開催されました。
このウェビナーの中から、私が気になった新情報(主にRoadmapの機能)だけを抜粋して、本記事でまとめてみます。
※すでにGAやパブリックプレビューとなっている機能についての紹介もウェビナー中でありましたが、本記事では触れませんのでご注意ください。下記のブログでまとめられた以前のロードマップイベントで発表された内容についても本ウェビナーで改めて紹介がありましたので、下記のブログも併せてご覧ください。
Lookerの今後のアーキテクチャ
LookMLを用いたSemantic Modeling Layerへの参照でもデータソースへの直接接続でも、どちらでもGemini in LookerやStudio in Lookerが使えるアーキテクチャとなります。
新しいMeasure Type:period_over_periodをリリース予定
LookML自体に久しぶりのアップデートが入り、新しいMeasureのTypeとして「period_over_period」が追加予定とのことです!
今までLookMLでperiod_over_periodを実装しようとすると複雑な実装が必要だったので、Measure1つで実装できるようになるととても嬉しいですね。
Studio in LookerのUIや可視化表現を刷新予定
Lookerの中でLooker Studioを利用できる機能としてStudio in Lookerがありますが、このUIや可視化表現を刷新する予定があると発表がありました。動作速度も改善見込みと言及されていました。
※Studio in Lookerについては私も一度試しているため、下記の記事も参考になると嬉しいです。
Looker Studioのレポートのレイアウトが動的に変更されるように
Looker Studioを用いたレポートが、PCであってもスマートフォンからの参照であっても、見やすいレイアウトに動的に変更される予定があると発表がありました。
Looker Studioの新しいテキストタイプの可視化「Dynamic Text」
データのトレンドなどをテキストの表現で自動で更新してくれるタイプの可視化として「Dynamic Text」が提供予定と発表がありました。
Looker Studioでレポート作成時にデータの内容を確認できるように
下図のように、Looker Studioでレポートの作成時にデータの内容を確認できるようになると発表がありました。
Google DocsやSheetsと同じように共有・編集・履歴の確認が可能に
Looker Studioのレポートも、Google DocsやSheetsと同じように共有・編集・履歴の確認が可能になると発表がありました。
Conversational analytics API(Private Preview)
Gemini in Lookerの機能としてConversational Analyticsという対話型でグラフを可視化できる機能がありますが、この機能をAPI経由で用いることができるConversational analytics APIが発表されました。
ウェビナー中ではデモもあり、Google ChatからこのAPIを参照してグラフをChat上に描写することを行っていました。
最後に
Lookerのロードマップイベント「AI for BI Innovation Roadmap Webinar」で気になった新情報をまとめてみました。
やはりLooker StudioとLookerがより統合していくアップデートについての内容が多かったですね!
個人的には、LookMLの新しいMeasure Typeであるperiod_over_periodが一番テンションが上がりましたw(私がLookerに関わって約4年経つのですが、新しいMeasure Typeの追加というのはこの4年間で特になかったはずなので…)